9/28,29 長野県某所 色々ありました 1日目 |
2011年 09月 30日 |
ホンドアカガネは高標高地にしかおらず、しかもだいたい関東以北と名古屋にいては採りにくいカミキリだったので、楽しみです。
コブの方も普通のコブとはちょっと違った感じだそうで、どんなのが採れるのか・・・。
28日
朝7時に農工大に集合。
今回のメンバーは俺、荒川沖さん、take3さんの3人。
全員が揃った7時半ごろに出発。
さて、今回は俺が免許を取ってから初の車での採集となります。
ということで、高速だけですが1時間ほど運転させてもらいました。
発進時は少し緊張してブレーキを左で踏んだりサイドブレーキ降ろし忘れたりしましたが、それからは特に大きな問題もなく走ることが出来ました。
教習のときはトンネル走らなかったから今回トンネル初体験だったww
高速を降り、目的地へ続く道を走っていると、路上にサルの大きな群れが。
20はいたと思います。
そんなこんなで11時半過ぎに現地到着。

ドピーカンです。
ぜんっぜんコブ日和じゃないww
先に昼食を食べてから出撃。
こんなとこです。

この場所は事前情報によると、少ないわけでは無さそうなので、今回はまずルッキングをするようにしようと思います。
生態写真も撮りたいし、最終的には叩かなくても十分数稼げるくらいになりたいしねww
林道沿いの枯葉には食痕があるものの、こんな天気では乾燥しているので、沢沿いを攻めることに。
枯葉パリパリでした( ´ ・ ω ・ ` )
笹やヤマブドウの蔓に苦戦しながら枯葉を見ていくと・・・。
ああっっ!!!!!!

いたああああーーーーーーーっっっ!!!!!
しょっぱなからルッキングで見つけられるとは、なんと幸先の良い・・・!

頭隠してなんとやら。
で、こいつはどんなやつなんだ・・・?

う~ん・・・。
タダコブの♀っぽいけど、白紋がほぼ真横に広がってきてるし・・・。
大顆粒(小楯板の近くにある1対のコブ)の大きさも心なしか小さいような・・・。
これが変なタダコブなのか・・・?
さらに枯葉を見ていると、またしてもルッキングで発見!!

ルッキングで見つけれるっていいね( ゜ ∀ ゜ )♪

コブヤハズカミキリ? Mesechthistatus binodosus binodosus (WATERHOUSE, 1881)
これはタダコブ♂っぽい?
でも前にチュウブマヤサンの多産地に行ったときに採れたのって、もっとブツブツというかイボイボというかだったような・・・。
今度は道路沿いの斜面を下って行って叩くと、落ちてきました。

そうそう、♂はこんくらい小顆粒が多くてデカかったんだよな~。
ただコイツは若干寸詰まり。
その後少し移動。
この場所でも1頭落ちました。

コイツは大顆粒が大きく、白紋の形もタダコブらしい斜めになった白紋なので、タダコブの♀として良さそうです。
今度は行き止まりまで移動。
行き止まりの駐車場付近は開けていてあまりコブに良い環境には思えなかったので、下りながら叩いて行くと、♂が。

白紋の形とかはタダコブ。でも小顆粒が小っちゃい!!
ここでは動物の糞からセンチも採集。
サルか?
まだ時間があるので、最初に調べた沢の一つ手前の沢を見てみることに。
笹に引っ掛かったヤマブドウの枯葉を叩くと♂が落下。

こいつも白紋がデカいな・・・。
その後ヤマブドウが地表付近まではびこった場所を叩いて♂を1頭追加し、その近くを叩くとさらに落下。

頭部・胸部に対して翅がやけに寸詰まりなような・・・。
白紋も中央に向かって伸びてきています。
う~ん、分からん!!w
今手元に純粋なタダコブが♀1頭しかない(以前に採ったものは全部実家)ので、今度タダコブを採りに行って比較する必要がありそうです。
ここで今日の採集は終了。
結局8頭採れました。
この天気にしては上出来ではないでしょうか!?
ちなみに荒川沖さんとtake3さんはそれぞれ2頭ずつでした。
とりあえず夕飯を食べるため、一度市街地へ下りることに。
夕飯を食べ終わっても、まだ7時半。
これからどうしよう・・・。
灯火やらないとすげえヒマだな・・・。
山の方は極寒なのが明らかですが、一応アカガネのポイントに一番近いところまで行ってみることに。
寝れそうならそこで寝る、寝れないなら下りる。
夜の山道というのは色々な動物が見られるようです。
最初に現れたのはタヌキ。
タヌキは全部で3回見ました。
しかしタヌキは平地からこんな高いとこまで、どこでもいるなww
次に出てきたのはノウサギ。
久々に見ました。
道路を横切る小さな影はノネズミ。
はっきり見たのは初めてかも。
ネズミって良いよね( ^ ∀ ^ )
少ないですが街灯もあったので車からチェックしながら進んでいくと、とある街灯の周りを1頭の蛾が飛んでいました。
もしや・・・ムラサキシタバか!?
と思いましたが、どうもカトカラにしては飛ぶのが遅い・・・。
色もカトカラには見えません。
大きさは大型のカトカラぐらい。
とりあえず網に入れて確認すると、入っていたのは・・・

ヒメヤママユ Saturnia jonasii jonasii (Butler, 1877
よっしゃああーーーっっ!!!
ヒメヤママユだったか!!
可愛いなー、こいつww
ずっと採りたかった蛾の一つです。
もうちょい後に出るようなイメージもあったけど、高標高地はこれくらいの季節に出て、だんだん低いとこも発生してくのか?
その後しばらく走り続けて、最寄の場所に到着したのですが、車の温度計で気温6度∑( ゜ Д ゜ )
実際は3,4度なのでしょう。
さすがにこの気温ではちょっと・・・ということで、下の方で寝ることに。
今思えば、この判断のおかげで良いもんが見れたんだよな~。
下りの道を走っていた時のこと。
ライトが照らす道の真ん中に大きな黒い影が。
ああっ!!クマだ!!
まだ若いツキノワグマでした。
こちらをじっと見た後、さっと林の中へ行ってしまいました。
クマ初めて見た・・・。
やっと見れたって感じですww
とりあえず車の中からで良かったよ・・・。
登山道で鉢合わせとかだとシャレになんないからなww
これであと見てない動物はキツネだけになりました。
一回それっぽいの見たんだけど、顔分からなかったからホントにキツネかどうか分かんないんだよな~。
その後は何が採れるわけでもなく麓まで下りてきて就寝。
あ、就寝って言っても当然寝れてないぜ?ww
草食動物的なコマ切れの睡眠でしたorz
2日目へ続く!
▲ by taiyaki-i | 2011-09-30 21:57 | 採集記