タダセダカ材採   

2019年 03月 25日
eichanさんに案内していただき、タダセダカの材採に行ってきました。

一箇所目は良い材が無く昼過ぎまで粘ってボウズだったものの、二箇所目ではシデ材が豊富にあり複数頭採集できました。
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この一頭以外は、樹皮下ではなく芯材部から得られました。
芯材部まで柔らかくなっていれば、一般的には樹皮下を摂食するコブも積極的に芯材部に穿孔するようです。

関西のセダカの生息環境がなんとなくわかった気がしたので、今後は色々な場所のタダセダカにも挑戦しようと思います。

eichanさん、案内していただきありがとうございました。

# by taiyaki-i | 2019-03-25 08:12 | 採集記

コブ材採   

2019年 03月 18日
土曜は、県内の某山にセダカ材採の修行に行ってきました。

先行者がいたようでめぼしい材はほとんど削られていたものの、残りカスや手が付けられていなかった材を削って間違いなくセダカであろう幼虫を2頭確保。
スマホのカメラにルーペをあてがって、手に乗せた幼虫を撮影するのいうのは厳しかったので、写真はスマホで最大限拡大したものですが…。
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前胸の凸型の網目状の硬化板と、その真ん中に入る切れ込み。
淡路島ではコブ幼虫を見たことがなかったので、別種の幼虫を見つけてももしかしてこれがコブなのでは…と確信が持てませんでしたが、いざ本物を見るとかなり特徴的。
前胸だけでなく体型や体色も、ゴマフやビロウドとは違っているように思えます。

採れた幼虫は、菌糸カップに投入。
今朝確認したら、無事に潜っていってくれたようです。今年の夏前には、成虫になってくれるかな。

この感覚を忘れないうちに、また行ってこようと思います。

# by taiyaki-i | 2019-03-18 10:03

前回更新以降の記録   

2019年 03月 13日
そろそろ社会人2年目も終わり。
気付いたら、前回更新から1年以上が経ってしまいました。

2017年7月のツカモトイ採集以来の、目ぼしい成果があったものについて、ちゃんと活動してますよという証拠程度にここに記録しておこうと思います。

2017夏 御嶽
eichanさんの案内でパキタ・ブチヒゲハナ狙い。
天気のわりに気温が低かったが、数は少ないながらも両種ともゲット。
パキタの♀のうち1頭は、これまで採った中で一番の大きさだった。
別のポイントでは、久々にアオカミキリを採集できた。
eichanさん、ありがとうございました。

2017秋 四国遠征
台風通過直後(四国へ向かう途中で台風とすれ違った)でしたが、ツルギセダカを複数頭採集。
シカの食害が激しかったですが、その中で残った不嗜好性植物のミヤマシキミに引っ掛かった枯葉がねらい目だった。
勢いでクロナンキ(ツルギセダカ室戸地域変異個体群)の有名ポイントへ行き、2♂ゲット(うち1頭は不完品)。
成虫採集は難しいと聞いていたが、運が良かった。

2017~2018冬 ①京都、②岐阜
マイマイ掘り。
どちらも集団越冬を当てることができた。
特に岐阜は集団が大きく、自分の背よりも高いところだったので、延々と転がり落ちてきた個体を毒ビンに放り込むことに。

2018春 ①福井、②三重 
①3月末に南越前町へギフチョウ採集。久々に3月ラベルを採った。

②鈴鹿山脈の山へ、ヒラヤマコブハナを探しに。
これまでヒラヤマは岐阜で1頭採ったのみでしたが、良い状態の洞が見つかりワラワラ。
晴れて気温も高かったので、飛翔個体も見られた。

2018夏 ①兵庫、②長野、③愛知
①昨年の東のアラメハナを採ったので、ということでロットンさんに声をかけていただき今度は西のムナコブハナへ。
ロットンさん、Kさん、Tさん、自分の4人での採集。
ピークには1週間早かったが、午後になってノリウツギの根元にいた個体と下草にとまっていた個体を何とかゲット。
午前中は近くのシコクヒメコブのポイントをKさんに案内してもらった。
シコクヒメコブが採れたし、縁のないチャイロヒメコブもそのうち採れるといいけど…。
ロットンさん、Kさん、Tさん、ありがとうございました。

②去年に引き続き、御嶽へ。
オトメ、スミイロは去年採集できたので、残る1種サハリンに狙いを絞る。
といいつつ午前中はスミイロのポイントにいた。
いつものスミイロポイントが何故か振るわず、離脱してゲレンデのショウマを見に行った方の成果がよかったようだった。
いつもは花ではそこまで成果は得られないような気がするが、人がポイントに集まるからなのか、タイミングの問題なのか…。
11時ごろにサハリンのポイントへ移動。
藪の中をふわふわ飛んでいるカミキリがいたので採ってみたら、なんとムナミゾハナだった。
人も多かったので、藪の奥の方にある見る人が少なそうなカラマツを見に行ったら、腰の高さくらいの樹皮が剥げた部分にサハリンがとまっていた。
網の中に落とそうかとも思ったが、うまく入らなくて見失うのが怖くて手づかみ。久々に手が震えた…。
スミイロは夕方も活動すると聞いたのでゲレンデのショウマを見回り、もうすぐ車に戻ってきてしまうというところでゲット。
大き目の♀だったので嬉しい。

③御嶽にいい流れに乗って、急きょその翌日愛知山間部のオダイのポイントへ。
他の人の採集記にあるような、多数個体の飛来は無かったが、2ペアゲット。
これで、本州で採れるネキは全種採れた。それに対して離島の種は全く手が出せていない。
おそらくこれが御神木だろう、という木にはピンクテープが巻かれていたので、来シーズンはもう倒されてしまっているかも。
遊歩道のすぐ近くなので、人が通るときに倒れてしまってもいけないし管理上仕方ない。
ノリウツギを掬ってイガブチとタケウチホソハナが採れた。タケウチホソハナは初採集。

2018秋 御嶽
タニグチ・チュウブマヤサンのハイブリッド狙いでコブ叩き。
タニグチに加えてハイブリッドらしき個体も採れたが、採集中だけ大雨で採集が終わったら晴れてきた。

2018冬~ ①淡路島、②愛知
①セダカ、スピ二狙いの材採。
スピニは何頭か幼虫を確保できたが、セダカは…。
途中でルーペを落としてあまり確認しないまま菌糸カップに投入したので、期待ゼロというわけではないが、また淡路に行くことになりそう。

②とあるカミキリ狙いの材採。
食痕は多くあり、それらしき幼虫も確保したが、如何せんルーペが無いので自信が無い…。
コブの幼虫よりは分かりやすい特徴のはずだけど。
無事に羽脱することを願って。

ルーペはポチッたので、今度は準備を万全にしてコブ材採をする予定。

今後の予定で決まっているのは、
6月15、16 ムラサキアオ・ソボセダカ狙いで鹿児島本土へ
6月27~29 ついに離島ネキ、アマミネキにチャレンジ
です。

今シーズンは南を攻めます。

# by taiyaki-i | 2019-03-13 22:54

南アルプス高地   

2017年 08月 01日
当初は北アルプスへ行く予定だったのですが、どうも天気が悪そうなので、少しの時間でも晴れマークのついている南アルプスへ変更。
スズキイ(シナノヒメハナ)と、あわよくばツカモトイ(タカネヒメハナ)が採れれば、と。

天気は曇り時々晴れ一時雨。
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午前中は晴れ間が多かったです。

数少ないショウマにはワルサワダケヒメハナが多く見られました。
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ワルサワダケヒメハナカミキリ Pidonia (Omphalodera) warusawadakensis Ohbayashi, 1959

黒紋の上下の白い部分が繋がっているので、ニセフタオビではなくワルサワダケだと考えられます。
もっと分かりやすい個体も採っていたのですが、写真を採っていませんでした。

長竿も一応持っていきましたが、使うような花も無いしひたすらビーティング。
長竿はただ邪魔なだけだし、登山道の途中の目立たないところに置いておけばよかったかも。

シラビソやコメツガといった針葉樹の幼木を叩いて行きます。
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しばらく叩いていると、カミキリが落ちてきました。
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シナノヒメハナカミキリ Pidonia (Pidonia) suzukii Kuboki,1982

中部山岳の亜高山針葉樹林帯に限って生息するPidonia。
この後もポツポツ落ちてきて、オスのみですが計5頭得られました。

ついでにフイリも落ちてきました。
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フイリヒメハナカミキリ Pidnoia (Pidonia) signata Matsushita,1933

既採集種ではありますがこれまで御嶽でしか採っていなかったので、他の場所で採れて嬉しいです。
御嶽の個体は黒っぽいと聞きますが、確かにこの個体はメスにも関わらず明るい部分が多いです。
フイリのメスは全体的に黒っぽく、エリトラの末端部だけが黄色いものだと思っていました。
これでツカモトイが採れれば高山性Pidonia三冠達成なのですが…。

登りではツカモトイは落ちず、針葉樹林帯を越えて森林限界の上、正真正銘の高山帯へ。
富士山が見えるかも、と期待していたのですが、とてもそんな天気ではありませんでした。
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稜線のシャクナゲには、無数のハナアブに混じってカラカネハナやフイリヒメハナがちらほら。
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とりあえず山頂まで登ってから引き返し、再び針葉樹林へ。
まだ正午前なので、下りは登り以上にじっくり叩いて行きます。
紛らわしいクビナガムシに何度もドキッとさせられる中、明らかにそれと違う甲虫が。
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タカネヒメハナカミキリ Pidonia (Pidonia) tsukamotoi Mizuno, 1978

採れてしまった…。
高地にのみ生息するフイリ、シナノ、タカネ三種のPidoniaの中でも、おそらく最も採りにくい種。
他の二種とは大きさ・体型・斑紋全て違います。
大きさは1cm弱、Pidoniaの中でも特に小型な部類。
他種に比べると、体に比べて肢が長いような気がします。

夜明けとほぼ同時に出発したのですが、車に戻ってきたころにはすでに16時を回っていました。
南アルプスの高標高地は初めてでしたが、とても楽しい採集でした。

# by taiyaki-i | 2017-08-01 07:04 | 採集記

今年度これまでの採集まとめ   

2017年 07月 19日
こんばんは。
以前、採集記をまた書き始めるといいましたが、長いものをがっつり書くのはやはり厳しいため、とりあえず今年度のこれまでの採集について、ざっくりとまとめてみようと思います。

4月

カミキリには行かず、ギフを求めて福井県大野市や岐阜県東白川村、高山市などへ。
数は少ないが、久々に東海地方のギフが採れて満足。

5月

GWはT台へ。
カミキリ全体の個体数はそれほど多くはなかったが、トウキョウトラやヤマトシロオビトラ、ピニボラなど個人的にはT台でもこれまでそれほど遭遇率の高くなかった種がそれなりに採れた。
ツジウスも小型♂を1頭だけだが採集。

翌週は、GWの岡山のモンクロベニ大爆発情報を聞き急きょ岡山遠征。
最初伐採地の場所を間違えていたが、おかげでジュウモンジニセリンゴを多数採集。
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ジュウモンジニセリンゴカミキリ Eumecocera minamii Makihara,1984

その後正しいモンクロベニポイントも見つかり、モンクロベニに加えムモンベニも偶然ゲット。
このポイントはどうやら今年までの場所のようなので、行けてよかった。
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モンクロベニカミキリ Purpuricenus (Sternoplistes) lituratus Ganglbauer,1886
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ムモンベニカミキリ Amarysius sanguinipennis (Blessig,1872)

6月

高山へシコクヒメコブハナ・エゾトラ・Saperdini狙いに行くも予定していた林道は通行止め。
仕方なく別の林道へ行くが、そこはエゾトラはすでに終わってしまっていた。
シコクヒメコブは晴れ続きで乾燥していたためか姿なし。
Saperdiniは夕方伐採地の土場でシナ・フチグロヤツボシ・キモンなど。
初めてEichanさんとご一緒できたのが一番の成果だった。

7月

第一週はオオミネヒメハナ狙いで大峯山地へ行くも、ミセンやヤノヒメハナのみでオオミネは採れず。
次はもっと天気の悪い日に行くか、叩き網も持っていってツカモトイ的探し方をした方がいいのかもしれない。
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ミセンヒメハナカミキリ Pidonia (Pidonia) misenina S. et A.Saito, 1992

せっかく近畿へ来たので、大峯に登る前日に大阪のクビアカツヤポイントをEichanさんに案内していただいた。
昨年埼玉でも採っているので、2カ所目。
加害樹木への薬剤注入等行っているようだが、効果は感じられない。
根絶はいつになるだろうか…。
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クビアカツヤカミキリ Aromia bungii (Faldermann)

第二週は御嶽へ。
現地で偶然ロットンさんにお会いすることができた。
ロットンさん達に案内していただき、無事にアラメハナとシナノラギ(幼虫)を初採集。
やっとアラメハナが採れて嬉しい。
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アラメハナカミキリ Sachalinobia koltzei (Heiden, 1887)

アラメ狙いで針葉樹林の中を歩いていたら、偶然トドマツカミキリの発生木も見つけることができた。
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トドマツカミキリ Tetropium castaneum (Linnaeus,1758)

第三週(先週末17日)も御嶽へ。
今度は王滝側で三種の神器狙い。
今回も、以前お会いしたことのある人や初めて会う人まで色々な人に採集方法等を教えて頂いて、無事にオトメとスミイロを採ることができた。
今年はかなり人に恵まれて、そのおかげで色々良い虫を採らせてもらっている気がする。
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オトメクビアカハナカミキリ Gaurotes otome Ohbayashi,1959

今週末はフイリヒメハナ狙いで北アルプスへ行く予定だったが、来週に延期。
延期した結果2日間時間がとれそうなので、複数箇所周ってみるのもいいかもしれない。

# by taiyaki-i | 2017-07-19 21:46 | 採集記