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12/29 愛知県名古屋市 懐かしの庄内川   

2013年 12月 30日
28日の朝から帰省しています。
今回はムーンライトながらで帰ってきました。
夜行列車ってなんかロマンあるよね( ̄▽ ̄)笑

いつも冬に帰省した時には名古屋にいなければ採りに行くのが難しいようなオサを狙っています。
今回の年末年始の帰省で採りに行くのはナゴヤマイマイとホンマイマイ&ソタヤコン。
昨日29日はナゴヤマイマイを採りに庄内川へ行ってきました。
※今回ほんとに写真少ないですごめんなさい(>_<)

庄内川といえば、俺が初めてマイマイ狙いのオサ掘りに挑戦したところ。
俺が入っている名古屋昆虫同好会の会誌に庄内川でのマイマイ掘りの記事が載っていて、それを参考に探しました。
結果マイマイを複数頭採集することができ、しかもうち1頭は50オーバーの大型個体でした。
その時は河川敷でマイマイ狙うと何頭も採集できるなんて思いもしなかった( ̄▽ ̄)笑

今回は下流から堤防道路を走り、良さそうなところを探していきます。
下流の方は俺が子供のころは河畔林があったような場所でも今は樹木が伐採、護岸されて巨大な用水のようになってしまっています。
もともとはヒラタとか割といたんだけどね。
何がしたいんだろ。洪水対策にしても土砂の流出を防ぐにしても、河畔林があった方が良いと思うんだけどな。

最初はこんなとこ。

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藪を超えて川に近づくとヤナギやクワなどがぽつぽつと生えています。

洞や根元に溜まったゴミはそこそこありましたが、甲虫は出てきてもアオゴミ。
マイマイがいそうな場所に集団で入っていたのはゲジゲジでした。

場所を変えて、今度は実績のあるところへ行くことに。
最初に庄内川にマイマイを採りに来たときは割とガサツに洞を鍬でほじくってしまって何頭かマイマイを潰してしまったところ(- -;)
今回は慎重に探そうと思います( ̄▽ ̄;)

まずは根元に溜まったゴミを調べてみます。
少しほじると土とススキやヨシのようなイネ科植物の茎などが混ざっておりマイマイがいそうな雰囲気。

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もう少し奥まで調べると、ゲジゲジとは違う黒い物体が動きだすのが分かりました。

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ヒメマイマイカブリ Carabus (Damaster) blaptoides oxuroides (SCHAUM, 1862)

良かったボウズにならなくて( ̄▽ ̄)
新規のポイントというわけではありませんが、とりあえず出てくれて一安心。
このでっぷりとした感じがナゴヤマイマイの特徴かなと思っています。
あ、ナゴヤマイマイって言うのはヒメマイマイの中の名古屋市周辺の地域個体群のことです。
他の地域のヒメマイマイに比べ大型化するらしい。

この1頭をしまい、さらに掘ろうとすると奥の方からマイマイが這い出てきました。
そしてその1頭を手でつかむとその奥にさらに2頭!

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あんまりいい写真じゃないな…。
このゴミだまりからはこの4頭が出てきました。
ゴミだまり自体は大きなものだったけど、他に潜んでいそうな場所はあるし、そんなに河畔林が広いわけじゃない(そもそも河畔林と呼べる規模かすら分からない)ような場所なのでマイマイが出た周辺を少し崩しただけです。
父親も樹皮下や根返りから4頭見つけたようです。

次に目を付けたのは根元に出来た洞。

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枝で中をほじくってみるとやはりいました。

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3頭出てきましたが、うち1頭は前胸の形がおかしかったのでリリース。

この場所ではさっきの4頭と合わせて6頭。と、ミカワオサ1頭。
ミカワは採ろうと思えば割と出てきます。

次はもう少し上流へ行ったところ。
庄内川マイマイ掘りで一番初めにマイマイを出した場所です。
ここなら採れるだろうと思い行ったのですが、現地について見ると河畔林はほとんど無く、代わりに砂地になっていました。
どうも2011年の台風15号で庄内川が増水したようで、おそらくその時に河畔林がダメージを受け上流から砂が運ばれ溜まったようです。
残ったヤナギも大半が下流に向かって曲がっており、相当な水流だったことを感じさせました。
ここからは父親がマイマイ2頭、俺が1頭を出すも俺の1頭は鍬が直撃(T_T)

あーマイマイ採れなくなっちゃったなーって思ったけど、よく考えたらこれが河川敷の攪乱なんだよね。
こうやって新しい定期的に砂礫地ができるから河川敷特有の植物相とかが生まれるわけで。
セアカオサとかもそうやってできた草原環境を好むんだよな。
まあ昔は増水しても避難できる場所があったからマイマイなんかも普通に生きてこられたんだろうけど、今はどうなんだろうなあ。
この増水受けてか、河畔林から一段上がったところの林を増水時の水の流れを良くするっていう目的で伐採してたし。
うーんなんか違うような…(- -;)


そんな感じでナゴヤマイマイ採集は終了。
今回はまだナゴヤマイマイを採ることが出来ましたが、十年後とかどうなってるのかなっていうのが少し不安になりました。
そこで河畔林伐採するよりももっと残して本来の川の形に近づけた方が色々経済とか防災の面とかでもいいんだぜ!ってアピールしていくのが俺ら環境保全系の学科の人間の役目なんでしょうね。
あ、でもたぶん探すの上手い人がやったらもっとたくさん採れると思います、環境だけが採れない原因じゃないと思います、はい。笑


採集結果

ヒメマイマイカブリ、ミカワオサムシ
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by taiyaki-i | 2013-12-30 11:03 | 採集記