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7/7~14 北海道 初夏の北海道虫採り旅行! 後編   

2014年 07月 16日
12日

車中泊で一番ぐっすり眠れた気がします。笑

今日は午前中はハナカミキリ狙いで花掬い、午後からは河川敷で採集の予定。

早速花掬いに…と行きたいところですがまだ時刻は5時過ぎ。
ぐっすり眠れたというのはあくまで質の問題で、超早起きなのは変わりませんw

これはあの動物を見に行くチャンスか。
1時間くらいで行けるみたいだし、行って帰ってきてちょうどいい時間帯だろう。

車を走らせて着いたのは、とある湖の近く。

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湖の周りの斜面のガレ場にその動物はいます。

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こんな感じのとこ。
着いてすぐ、早速鳴き声が聞こえました。

そして数分後、目の前の岩場に登場。

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ナキウサギです。

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あーこれは、かわいいわ…。笑
大きさはデカ目のゴールデンハムスターくらい。

ほんの十数分いただけですが、2頭見れたので満足。

再びカミキリ採集のエリアに戻ってきたのは8時ごろ。
予定通りの良い時間です。

戻ってくる途中でもオオイチがかなり飛んでいました。
後ろから車来てなくて停まれる時はその都度停まって採集。

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おそらく交通事故にあって飛べなくなった個体。

昨日下見して見つけたショウマを見ていきます。
モモブトハナはそこそこいる。

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モモブトハナカミキリ Oedecnema gebleri (Ganglbauer, 1899)

やっぱり北海道だと普通種みたい。

層雲峡側にも行ってみましたが、モモブトハナとオオイチが数頭採れたくらい。

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この橋に短時間で数頭のオオイチが飛来してきました。
1頭採って三角紙に入れようとしたらもう1頭飛んできたから1頭ネットに入れたまんま捕まえたわww

林道をもっと奥の方の標高の高いところまで入れば成果も変わったのかもしれませんが、オオイチと遊んでたら時間なくなりました/(^o^)\
昼からは河川敷採集が待っているので一気に山を下りて帯広へ。

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帯広といえば農業と畜産のイメージ!道の周りは畑or牧場!

今は帯広は通過するだけで、さらに南下してとある河川敷へ。

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この河川敷にはケショウヤナギという北海道でも分布が限られたヤナギが生育しています。
おそらくそのケショウヤナギをホストにしているであろうカミキリが、オクエゾトラカミキリ。
ケショウヤナギの流木に来ているらしい。

河川敷採集はこの前のヤマナラシモモブトで経験済みなので、もう迷いはありません。
長靴に水が入ろうがお構いなしです。

羽脱孔の空いたヤナギがありました。

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これがケショウヤナギかと思いましたが、どうも普通のヤナギみたい。
羽脱孔はオクエゾトラかトホシか、それともハネビロハナみたいな普通種か。

しばらく歩いて見つけたのはこの新鮮な流木。

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樹皮からするとドロノキっぽい。トホシがいるかも…。

じっくり見ていくと、材の上をちょろちょろと走り回るカミキリが。
見た瞬間、手が伸びていました。

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オクエゾトラカミキリ Xylotrechus adspersus (Gebler, 1830)

まじで採れた…。
いや、若干時期遅いかもなーとか思ってたんだよ。
今年のっぽい羽脱孔ぼこぼこ空いてたし。

しかしカッコ良いなあ…。
渋いわ。
写真見て絶対好きな奴だって思ったけど想像以上に良いカミキリ!

もう1頭くらいついてないかなーとか思って裏面を見てみると…。

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!!

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まじですか。まじですか!
1頭目よりでかいし!
大き目のウスイロトラくらいあります。

さらにもう1頭裏面にいました。
すげーなこの木。

他の流木ではトラハナムグリ。

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トラハナムグリ

こいつもカッコ良い!

1時間ほど歩いたところで引き返します。
帰りにもさっきの流木を見たらまた2頭ついていました。
計5頭、ちょっと出来すぎやしないか…?笑

中州から河川敷に戻って河畔林を眺めていると見慣れないヤナギが。

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おそらくこれがケショウヤナギなのでしょう。
葉はバッコヤナギのような幅広系のヤナギの葉ですが、樹皮はドロノキに似ています。
ということはあの流木もケショウヤナギか。

オクエゾトラ採集の後は今度こそ帯広へ。
今日は土曜日、帯広には週末と月曜の週3日間だけのイベントがあるのです。

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やって来ました帯広競馬場。
ばんえい競馬です。

銀匙で読んだからってのと、府中って東京競馬場あるから数回だけだけど競馬見に行ったことがあって、ばんえい競馬も見てみたいって思ってました。

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道産子。
サラブレッドとは全然違う。がっしりしてる。

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普通の競馬みたいに猛スピードで馬が駆けてくのを見るのもいいですけど、こっちのパワー系もなかなか( ̄▽ ̄)

馬券は明日買うことにして、2レースだけ見て夕飯へ。

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豚丼!

夜はネカフェ。
疲労が溜まってるはずだけどジョジョ4部読み切るまで起きてた笑


13日

ネカフェを6時に出発。
結局3時間くらいしか寝てないww

ネカフェを出たときは曇りだったのですが、雲というよりはガス。
これは時間が経てば晴れるし、標高を上げればたぶんこういう低いガスは無くなるはず。

予想通り、山に近づくにつれて天気が回復し、現地は雲こそあるものの日も差しています。

ネカフェで調べたところ目標の3種は標高1000mはないと駄目なようなので、今日は昨日よりももっと標高の高いところを探してみます。
昨日は高くても900mほどでした。そりゃいないわ。

峠の近くの標高の高いところにある沢を少し歩いてみたりしてショウマを掬いましたが目ぼしいものはモモブトハナくらい。

なので、昨日も入った林道をもっと奥まで行ってみることに。
事前に地形図を見て、この林道も峠を越えるために高標高の場所まで続いていることは把握済みです。(なら昨日のうちに行っとけよ)

林道を入ってしばらく進んだとこにあるトドマツの立ち枯れにはラギウムが。

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ハイイロハナカミキリsp

タダハイイロか、エゾハイイロか。
どっちにせよラギウムは初採集( ̄▽ ̄)
シラフヨツボシヒゲナガもついていました。

林道をどんどん奥に行くと、まだ標高は低い場所ですがショウマがまとまって咲いている場所が。

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車の中からも飛んでいるカミキリの姿が確認できます。
早速降りて掬うと、ヤツボシハナやツヤケシハナなどの常連、モモブトハナに混じって見慣れないカミキリが。

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キモンハナカミキリ Leptura duodecimguttata Fabricius,1801

一瞬シララカ!?と思いましたが、キモンハナでした。
けどキモンハナも初採集!

さらに標高を上げると、林道は沢沿いを外れて山の斜面へ。
上り坂の方の斜面は崖のようになっていて花は少ないですが、反対の斜面にはセリ科やショウマなど、カミキリの来そうな花がそこそこあります。

花がある度に車を停めては確認して、を繰り返していると、裏から見るとやけに寸詰まりなモモブトハナのようなカミキリが。
手でつかんで確認すると、トホシハナでした。

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トホシハナカミキリ Brachyta danilevskyi Tshernyshev et Dubatolov,2005

おおっ、トホシハナ!
こいつも欲しかった!
本州じゃ高山蝶ならぬ高山カミキリです。
狙いの3種は採れないけど、それなりにいいカミキリが採れて嬉しい( ̄▽ ̄)

さらに少し進むと峠のてっぺんに出てしまいました。
ここからは引き返してまた花を見ていきます。

先程トホシハナを採ったところから少し下ったところにあるセリ科の花。

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シシウドじゃなさそうだけど、エゾニュウとかアマニュウとか?

いつものように車を降りてカミキリが来ていないか確認すると、ヤツボシハナに混じってエリトラの赤いカミキリが花上で交尾していました。
あれはクビボソハナ!
急いでネットを出して慎重に花に被せます。
良かったーやっと目当てのやつが採れた…。
クビボソは3種の中でも一番個体数多いらしいから採れて当たり前って思ってたけど、標高考えないと採れるものも採れないか…。

期待に胸を膨らませて網の中を覗き込むと…

い な い

はい?
いやいやいやいや、一緒にいたヤツボシハナは入ってんじゃん。
なんでクビボソいないわけ?
嘘だろ、確実に採れたと思ったのに…。
あーショック…。

けど、クビボソならきっとまた他の個体が来るはず…!
そう思いしばらく待っていると、予想通り1頭のクビボソハナが飛来しました。
まあペアでは来ないって分かってたけど、1頭だけでも採れれば十分か…。

今度はカミキリ用のデカいネットを花の下にあてがって揺らします。
クビボソが網の中に落ちていくのが見えました。

次の瞬間。
繰り出し竿が節目がうまく固定されていなかったのが、するすると伸びていきます。
そして網が1回転。

おい!
おいおいおいおいおいおいおいおい!!!!!

急いで網を引き寄せますが、そこにクビボソハナの姿はありませんでした。
オオイチだけじゃなくてカミキリでも相性悪いのか大雪は…?
こうなったら採れるまで粘ってやる…!

トホシハナの採れた花など、近くの花と行ったり来たりしながら待つこと十数分、3度目のクビボソ飛来。
2度あることは3度ある、になるか、3度目の正直にできるか…。

今度の個体は花にとまったり飛んだりを繰り返しているので、飛んだところを狙ってネットを振ります。
今度も網の中に入るのが見えました。
ネットの回転も無し。

手元に寄せてくるそのときも、しっかりと網の中にいるクビボソハナの姿が見えていました。

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クビボソハナカミキリ Nivellia sanguinosa (Gyllenhal,1827)

あーやっと採れた…。
なんとなくヒラヤマに似てる?
ここに来る前はまあクビボソくらい余裕っしょ!とか思ってたけど全然余裕じゃなかったww
いや、昨日か一昨日のうちにここの場所を見つけてたら余裕だったんだろうけど笑

複数頭採集、そしてあわよくばシララカやエゾスミイロも…と思いもっと粘りたかったのですが、ここで雨が降り出してしまいました。
もともと今日は午後から雨予報だったのです。

これでは仕方がない。ていうか昼飯買ってないから腹減った…笑

まあクビボソ以外にも面白いのが採れたし、良しとしよう。
ここからまた100kmほど走って帯広に戻ります。
もう完全に感覚麻痺して100kmなんて全然遠く感じなくなった…。
言うて100kmって名古屋から浜松とか飯田とかそこらへんまでだしね、よく行ってた距離だし笑

帯広に戻って、今日もばんえい競馬。

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メインレースで3連単当たった!
超ベタな着順で馬券の買い方も置きに行った感じだから当てたというより当たっただけど、一応初めて3連単当てたんで嬉しいです( ̄▽ ̄)

夜はまた豚丼w

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こっちの方が肉がジューシーで好きかも。

明日はどうなるでしょうか。
できれば今日の場所にまた行きたいけど、天気予報は曇り時々雨。


14日

朝起きると空はどんより。
昨日のようなガスではなく、完全に雲です。
しかも夜のうちに雨降ったっぽい。

…帰ろう。
早く帰るのは後で払うツケが小さくなるだけだからね笑

途中夕張を通ったので夕張メロン食べたり、チーズ買ったりして帰りました。


今回は1週間という、おそらく今までで最も長い期間の虫採りでした。
これまで春休みに5日間かけて石垣へ行ったりはしましたが、この時期に1週間も時間がとれるのは、今後もきっと無いでしょう。
どういう進路に進むかにもよると思いますがw

この学部4年っていうのが授業もないし、卒論はあるけどまだデータ集めの段階で調査のないときは比較的フリー(そういう時間を利用してすべきこともある)だしで、いいタイミングで北海道にいられたと思います。
残り2種の高地性カミキリはまたリベンジしないとですね。
リベンジできるのはいつだろう…?


採集結果

オオイチモンジ、コヒオドシ、ホソバヒョウモン、アカマダラ、キタアカシジミ、ウラジロミドリシジミ、ファボニウスsp、ウラミスジシジミ、ウスイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミ、カラスシジミ?、リンゴシジミ、カラフトセセリ、エゾシロチョウ、ヒメウスバシロチョウ、クビボソハナカミキリ、トホシハナカミキリ、キモンハナカミキリ、モモブトハナカミキリ、ホクチチビハナカミキリ、ハイイロハナカミキリsp、ツヤケシハナカミキリ、グラフィラsp、オクエゾトラカミキリ、クロトラカミキリ、オオマルクビヒラタカミキリ、トホシカミキリ、シラフヨツボシヒゲナガカミキリ、トラハナムグリ
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by taiyaki-i | 2014-07-16 09:08 | 採集記

7/7~14 北海道 初夏の北海道虫採り旅行! 中編   

2014年 07月 15日
10日

今日から2日間は3人で採集。
ゲスト2人をKさん、Sさんとします。
6時に旭川のホテルを出発し、1つ目のポイントに着いたのが8時前。
今日は曇りで気温も低くいてもまだ飛んでいない可能性大ですが、とりあえず歩いてみます。

丸瀬布と違うと感じたのは、花の量。
丸瀬布ではアザミがたくさん咲いていたのですが、こっちはまだ蕾。
丸瀬布と比べて標高が高いのが理由か。
天気のいい日ならここでも飛ぶんだろうけど、今日みたいな日は少し標高が高すぎる気がする。
せめてもう少し暖かい標高の低い場所へ行った方が採れる可能性が高いのでは…。

というわけで、2時間ほどで移動。
少し下ったところにある林道へ。

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曇ってますね…。

こんな天気でオオイチ飛ぶんか…?とか思ってた矢先、Sさんから「採れた!」という声が。
え…?
マジか、この天気でオオイチ飛んでんのか…。

その後すぐにKさんもゲット。
あれ、採れてないの俺だけですか?( ̄▽ ̄;)

車を停めたすぐ横にドロノキの大木があって樹冠部を数頭のオオイチが飛んでいるのですが、なかなか地面には降りてきません。
近くまで来ないのをいいことにあれ黒くね?とか言ってました笑

少し歩いてみると、丸瀬布と同じように地面に降りている個体が。
ただ、気温が低いためかそこまで吸水に夢中になっていないようで近づくと飛んでこちらへ向かってきました。

空中戦か…。
タイミングを合わせて、一気に振り抜く!

バチッ

やべ、フレームに当てちゃった…。
飛び去っていくところは見えなかったので地面に落ちていないか探してみましたが見つかりません。
逃げられたか…。
今のは採れるやつだったなあちくしょー…。

その後もう1頭見つけましたが今度は近くに来すぎて網を振れないまま空高く舞い上がってしまいました。
なんか相性悪い。笑

オオイチが飛んだのはこの林道に来てすぐの時だけだったようで、他の2人も追加は得られていない様子。
2人は林道の別の場所へ移動するとのことで、俺一人でここで粘ることに。

歩きまわること1時間ほど、再びオオイチが出現。
今度こそ、慎重に、けど慎重になりすぎて遠くへ行く前に…。
幸いこちらに向かって飛んできたので、落ち着いて網を構えて、遅すぎず速過ぎないスピードで網を振ります。
こういう時は網に入る瞬間がスローモーションではっきりと分かるもの。
無事に大雪のオオイチ、1頭目ゲット。
写真はありません…(>_<)

スマホの電波が通じるところまで戻ってくると、2人はすでに宿に行っているようでした。
1頭採れたことを話したら、「採れずに帰ってきたと思った」「執念だな」と言われましたw

夜は温泉入ってまた居酒屋で呑んで、宿戻ってからも少し呑んで、久々に温泉入れたし気分よく酔えたし楽しかった!
明日は曇り時々雨予報だけどどうなるかな…?


11日

またしても5時ごろ目が覚める。
けど車中泊じゃないから体力回復した感はある( ̄▽ ̄)笑

どうせ曇りでしょ、雨は降っていないでくれ…と思い外を見ると、

青空

は?

急いで天気予報を確認すると昨日まで曇り時々雨だったのに曇り時々晴れになっています。
なんてこったい!!

7時半ごろ、準備をして出発。
すでにエゾシロチョウやら色々と飛んでいます。
宿から見えるドロノキの周りをオオイチが飛んでいたような…笑

今日も昨日と同じ林道。
しかし天気はドピーカン!

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早速Sさんがオオイチをゲット、Kさんは振り逃がしたようです。

俺はというとその後地面に降りている個体を見つけ、追っかけて網を振ったのですが振り逃げ。
Sさんがそれを見ていたのですが、本当に惜しかった、とのこと。
やっぱし相性悪いよーちくしょーー!!

しばらくしてまたゲスト2人は移動。
しかし、すぐに戻ってきました。
なんでも少し入口に戻ったところにある橋の近くにキツネの糞があって、そこにオオイチが2頭来ていたとのこと!
ちなみにその2頭はKさんが採集。
また採れてないの俺だけじゃんやめろよそういうの!

早速3人でそのキツネ糞を見に行ってみます。
Kさんは手前の橋にいて、俺とSさんで糞を見に行ったのですが、その間にKさんもう1頭採集。
…今日はとことん行動が裏目に出てる。
動かなかったら動いた方にオオイチが来て、動けば動かなかった方にオオイチが来てる。
やだもー!!

その後も橋のところで3人で粘って、オオイチが橋に飛来して橋げたの下で吸水しているところを近くまで行ったのに飛ばれて橋の上に行って、しかもその時にいたの気付かなかった♀にも飛ばれて、もうなんかアレ。

また一人で橋の上で粘って、やっと、やっとここのオオイチ2頭目を最後に採ることができました。
ほんとなんなのこの場所。笑

橋周辺では近くのドロノキが飛ばした綿毛が大量に舞っていました。

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写真にはうまく撮れない。

Kさん、Sさんとはここでお別れ。
色々ありがとうございました!!

俺の虫採り旅行はまだまだ続きます。
とりあえずこれでオオイチ狙いの採集はおしまいなので、明日からのカミキリ採集に備えるべく、今日は花の下見をします。

適当に車停めたらトホシカミキリが飛んできました。

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トホシカミキリ Saperda (Saperda) alberti Plavilstchikov,1916

思いがけず初採集。笑
けどこういう変な採り方したやつってその後もなかなか採れない気が…。

十勝側に来ました。

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カミキリは十勝側が有名なようです。
適当に林道に入ったり道沿いのショウマとか見たり。
ショウマにはモモブトハナがついてたり、林道入ったらここでもオオイチが採れたりして、時間帯の割には楽しかったです。
なんでこういう時はオオイチ割と簡単に採れて、昨日とか午前中は採れないんだろうね笑

夕方には丸瀬布にオサトラの回収に行きました、が、結果は、うん…。
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by taiyaki-i | 2014-07-15 18:25 | 採集記

7/7~14 北海道 初夏の北海道虫採り旅行! 前編   

2014年 07月 15日
北海道の虫採りは採集記書かないって言ったんですけど、これだけは書こうかなと思います。
北海道行く前からあっためてた計画なんで( ̄▽ ̄)

一応昆研の採集記用に説明しておきますと、僕は5月から卒論研究の調査のため北海道に来ています。
8月中旬までと、院試後9月は北海道にいます。

で、せっかく北海道に行くんだし、調査だけしかしないのは非常にもったいない!
これまでもオオルリやらエゾヒメギフやらウスバキ撮影やらそれなりに行っていましたが、いよいよ北海道も夏。
北海道で夏の虫といえばやはりオオイチモンジでしょう。
ショウマなども咲いて、ハナカミキリもどんどん出てくる季節。

ちょうど調査も無い期間だと北海道に来る前からわかっていたので、この時期に出る虫を一気に狙うべく、長期間の虫採り旅行を密かに計画していました。
というわけで、約1週間の道北・道東方面虫採りその他諸々漫喫旅行スタートです。

7日


初日は9時ごろ出発。
明日のオオイチ採集をする丸瀬布で車中泊をする予定なので、そこから逆算してちょうどいい時間になるよう敢えての遅出。

まずは札幌付近にあるカシワ林を目指します。
この時期のカシワ林といえば、ゼフ。
北海道のカシワ林にはキタアカ、ハヤシミドリ、そしてウラジロミドリがいるとのこと。
キタアカは未採集種だからもちろん、ウラジロも昔にボロいオスを2頭採っただけだからこの機会にぜひ採りたい!

途中新千歳空港に寄って用事を済ませたりしながら、2時間ほどで現地に到着。

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海岸に沿って広大なカシワ林が広がっています。

車から降りるやいなや、目に飛び込んできたのはカシワの周りを飛ぶオレンジ色の蝶。
ああ、あれがキタアカか…!
周りを見てみるとかなりの数が飛んでいます。
ネットで調べて大量にいるってことは知ってたけど、ほんとにこんな飛んでるんだ…(゜_゜)

試しにカシワを叩いてみると、少し奥まったところにとまっているのか1秒ほどのタイムラグがあって3,4頭飛び出してきます。
条件の良いところでは一度に10頭以上飛び出してきました。

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キタアカシジミ Japonica onoi onoi Murayama, 1953

下草にも降りているのでこんな写真も簡単に撮れます( ̄▽ ̄)

キタアカはすぐに十分な量を採ることができました。
これはキタアカが多すぎて他のゼフを見つけるのが大変そうだな…笑

カシワを叩きながら歩いていると、たまにキタアカよりスピードが速い蝶が飛び出します。
あーファボニウスのなんかだなーってぐらいにしか分からないやつもいれば、妙に白くて、あ、ウラジロだ、とすぐに分かるような個体も。

しかしとまらん。
日差しはあるのですが、どうもすぐにとまる気配がありません。
よくゼフが来るポイントを見つけたのでそこで粘りますが、来たはいいもののそのままどこかへ飛び去ってしまうゼフがほとんど。
運よくとまっても、なぜか振り逃がす。
最近全然ゼフ採りに行っていないし、そもそもつなぎ竿自体全然使ってないから鈍ったか…?

そんな中で、ようやく目当てのゼフをゲットすることが出来ました。

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ウラジロミドリシジミ Favonius saphirinus saphirinus (Staudinger, 1887)

やった…!ようやく採れたぞ…!
完品ではありませんが、昔に採った個体に比べればかなり新鮮です。
こいつは♂でしたが、この後♀も採れて1ペア採集できました。

ウラジロ以外のファボニウスも数頭採れましたが、メスが中心。
今年エルニーニョで冷夏になるとか言われてたけど、北海道は気温が高めのようなので例年より発生が早まっている様子です。

ハヤシが採れてると嬉しいけど、ハヤシってこんな小さかったかな…という印象。
確実にハヤシだと分かる大型のゼフも目撃だけしてそのまま飛び去ってしまいました。

緑色のゼフ以外だとウスイロオナガとダイセンのシグナータ型も1頭ずつ。
ウスイロオナガは初採集だし、ダイセンのシグナータ型も狙っていたので嬉しいです。

ちなみに、ここの成果は浜に出るためのカシワ林を突っ切る道路のわずか2,300mの距離を行ったり来たりした成果です。
時間の都合で2時間弱しかいられなかったけど、これだけのゼフが見られるとは…。
ここは一日中いても飽き無さそう。ほんとはもっとウラジロ欲しいし。
他の人の写真とか見る限りだと、もっとよく採れる場所もありそうです。

ゼフも採ったしこのまま丸瀬布へ…行くわけではありません。
途中も少し寄り道。
けど虫じゃないです。

北海道をひし形としたときのちょうど南北の対角線に沿ったあたりでは、白亜紀に海だったころの地層が見られるそうです。
恐竜の時代で海、といえばアンモナイト。
北海道は世界的にもアンモナイトの多産地らしい。

ちょうど産地の近くを通るので、せっかくだからアンモナイトを探してみます。
写真はありませんが、北海道ではアンモナイトは沢の河原に落ちているらしい。
もちろんそのままじゃなくて、アンモナイトを中心に石灰岩が固まって一見すると石にしか見えないようなノジュールと呼ばれる状態で転がっているそうです。

特に割り出す道具も無いので、何かの拍子に割れて化石が露出したものとか、他の人の割り残しがないか河原におりて探してみると…

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本体ではなく外れた型の方ですが見つかりました。
ほんとに採れるのか…!
これで一応、古生代(大垣)・中生代(北海道)・新生代(瑞浪)と、どの年代の化石も掘り出したことになります。

苫小牧に戻ってから割ってみると、さらに出てきました。

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アンモナイト異常巻きの一部

一見するとウミユリか何かのようですが、うずまきにならない異常巻きと呼ばれるアンモナイトのようです。
7,8cmの長さで埋まってたけど、掘りだす時に真っ二つに割れてしまった(T_T)

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通常巻き

なんとかそれらしいのも。
もっと売り物であるような綺麗なのが見つかると良かったんだけど、そう簡単には行かないね。
他にはサメの歯や二枚貝なんかも見つかりました。
ここも1日かけて、ちゃんと道具も持って行ってみたいです。

今度こそ、丸瀬布へ向けて移動開始!
途中に旭川でラーメン食べようと思ってたけど、高速使わずに下道で行ったら行こうとしてたとこ時間遅くて閉まってた(T_T)
というわけで今夜からコンビニのパン生活スタートです笑

丸瀬布に着いたのは23時前。
明日の天気は晴れ予報、オオイチは採れるだろうか…?


8日

朝5時前に目が覚めました。

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後ろの座席を倒して荷台を拡張して、フラットな状態で寝れるようにしたので足のむくみとかは無いのですが、疲れがとれているのかどうかは微妙w

今日は本州では「一応」高山蝶に含まれ、限られた高標高の地域にしか生息せず、またその多くの地域で天然記念物に指定され採集が出来ないオオイチモンジがターゲット。
北海道では食樹のドロノキが低地でも広範囲に分布しており、オオイチも札幌周辺でも見られるほど個体数が多いです。
その中でも特に個体数が多いのがここ丸瀬布。
黒化型のクロオオイチが採れる層雲峡周辺もいいですが、とりあえず採るなら丸瀬布でしょう。

まだオオイチが飛ぶには早いですが、果実トラップをかけるため出発。
オオイチはどうやらクワガタやカブトを集めるような果実トラップに来るらしく、出発前に作って発酵させておいたのです。

林道沿いの空間が広がって日当たりのいい場所に仕掛けてみました。

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来るかな…?
この林道とは別の林道にも1つ設置。

このあとラウスオサ・アイヌキン狙いのオサトラも仕掛けて、時刻は8時過ぎ。
エゾシロが体をあたためるためにフキにとまっています。

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エゾシロチョウ Aporia crataegi adherbal Fruhstorfer, 1910

車で移動してみると、獣糞(キタキツネ?)にはシータテハやチャバネ系のセセリなど無数の蝶が。

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どうやらかなり蝶の数の多い場所のようです。

さらに奥の車をとめられそうなスペースまで移動する途中、路面に一際大きな黒っぽい蝶がとまっているのが目に入りました。
あ、オオイチ!
いきなりすぎてオオイチの手前では停められませんでした。
オオイチは車に驚いて飛び立ったものの場所にかなり執着があるようで、とまっていた周囲を飛び回っています。

急いで網を出してオオイチに近づくと、少し高い木にとまりました。
これならつなぎ竿3段くらいで届くぞ…!
この前は空中戦で失敗したけど、とまっているやつなら、でもゼフはかなり逃がしたっけ、不安になってきた…なんて思ってたら案の定逃げられました。はい。
網の位置も良かったし、網を振る前に飛び立つ様子もなかったんですけどねえ…。

あー丸瀬布でも逃げられるとは…。めっちゃ悔しいよおおお!

ただ、この時間からすでに地面に降りていることは分かりました。
これなら今日は採れるぞ…!

他の採集記なんかを見ているとトラップの前で粘るのが基本みたいなのですが、花掬いみたいに定期的に網を振ったりできない状況で待つのは苦手だし、地面に降りている個体を狙うなら歩いてなんぼだと思うので林道を歩いてみることに。
熊鈴、クマスプレーはしっかり準備しています。

道を歩いているとエゾシロ、ホソバヒョウモン、メスグロヒョウモン、シータテハ、カラフトセセリなど様々な蝶が飛び交っています。
その中でアザミにとまっていたのは…

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コヒオドシ Aglais urticae connexa (Butler, 1882)

やった、コヒオドシ!
オオイチと同じく一応高山蝶。
個人的にはオオイチ、コヒオ、ベニヒカゲ、ミヤマシロは高山蝶とは認めていませんが…。
割と標高低いとこにもいるし、そもそもオオイチとミヤマシロは高山帯だと高すぎていないし笑
オオイチに関して言えば、ホストが樹木なのに森林限界より上にしかいないタカネヒカゲとかと一緒くたにされてるのがどうもしっくりこない笑

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コヒオドシはかなりたくさんいます。

すぐに十分な量が採れました。
1時間くらいで見飽きた笑
カッコ良いんだけどね笑

しばらく歩くと、再びアイツが。
コムラサキやタダのイチモンジを一瞬見間違えることはありますが、本物を他の蝶と間違える事はまずないです。大きさが違いすぎる。

空中戦が駄目なのはわかってるから、ここは地面にとまっているところを狙うしかない。
かなり執着があるみたいだから近づいても逃げないだろうし、アオタテハモドキを採った時みたいにゆっくり網をかぶせるのがベストな気がする。

ターゲットは少しずつ移動しながら、しかし飛び上がることはせず、かなり夢中に吸水している様子。
十分近づいて、ゆっくり網をおろしていきます。
めっちゃ心臓バクバク言ってました。

予想通り逃げることは無く、しっかりと網をかぶせる事ができました。
網を揺らして飛び上がらせ、振り抜く!

網の中には、ばたばたと暴れるオオイチが。
ああ、この瞬間を何度想像したことか…。
ウスバキ採集の時にオオイチを採り逃がして以来、常に頭の中にオオイチが居座っていました。
あそこでオオイチと遭遇しなかったら、ここまで興奮することも無かっただろうね笑

それではご覧いただきましょう。
こいつがオオイチモンジだ!

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オオイチモンジ Limenitis populi jezoensis Matsumura, 1919

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写真悪いのは目瞑って。

イチモンジって名前ついてるのにタダイチやアサマとは全然違うこの白帯、裏面の綺麗さ、大きさ!
そして飛んでいる時の王者の風格!
飛び方はオオムラサキのそれとよく似ています。
あまり翅は動かなさないのに、スピードはそこそこ速い。
こっちに自分の綺麗さを見せつけるような、そんな飛び方です。

手が震えました。
憧れのオオイチが、今自分の手の中に…。
嬉しいなあ…嬉しいなあ…!!

一人山の中でオオイチかっけーなーとか騒いでましたww

車まで引き返し、逆方向(林道の入口方面)に歩いて行くと、地面にこんなものが。

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そりゃいますよね。
ちなみにこの直後、10mほど先の林道脇の藪で動物が逃げていく音がしました。
え…。

その後した鳴き声の感じだとシカだと思うのですが、万が一のことも考えてすぐに車に戻りました。
車戻るまではオオイチ採ったのとは別の意味で心臓バクバクだったよw
いいや、ガソリン食うけど車で超低速で林道走ろう。
オオイチいたら車からでも分かるわ。

車で走っていると、予想通りオオイチが地面に降りています。
獣糞に来ていて絶対に逃げ無さそうな個体も見つけましたが写真撮るの忘れました…。
あれが一番写真撮りやすいやつだったかも。

とろとろ走って昼前までで2頭追加。
1頭だけでも嬉しいのに複数採れるなんて最高だよ( ̄▽ ̄)

今度はもう1つのトラップを仕掛けた場所へ。

車で近づくと、その手前の地面付近をオオイチらしき蝶が飛んでいます。
けど、やけに白い…。
まさか、まさか!

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オオイチモンジ(♀)

うおおおおメスだ!!
え、ちょっとまってメスってなかなか地面に降りてこないんじゃないの、しかも発生時期遅いんじゃないの?
採れる想定すらしてなかったんだけど。
まじでか。奇跡かこれは。

オスよりも一回り大きく、白帯が太いです。
個人的にはオスの方がオオイチのイメージに合ってて好きだけど、デカいのは良いね( ̄▽ ̄)

この場所はオオイチはこの1頭だけですが、他の蝶はさっきの林道よりも多いようです。

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こんな集団で集まっているの、見たのはいつぶりだろう。
さっきの林道にもエゾスジグロの集団吸水場所があって、車で通るたびに紙吹雪を散らしたように舞い上がるのがバックミラーに映るので面白かったです。

しばらく粘って追加のオオイチが現れないので、元の林道へ。
2人の虫屋グループがいましたが一つの場所で狙っているようなので再び林道流し。

午前中よりも奥の方まで行くといるわいるわ…。
なんと午前中と合わせて9頭も採れてしまいました。
条件良い日だと1日で数十頭とか見れるときもあるみたいだけど、これだけ採れれば十分だよ。
空中戦でも1頭採ることができて、「オオイチに空中戦を挑むと失敗する」というジンクスにならずに良かったです笑

「採る」方に夢中でしたが、一応証拠写真も…( ̄▽ ̄;)

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オオイチ以外にもホソバヒョウモンやコヒオドシなど、採りたかった蝶が多く採れて良かったです。
途中三角紙足らなくて折ってたら車にシラフヨツボシヒゲナガ飛んでくるし笑

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シラフヨツボシヒゲナガカミキリ Monochamus urussovii (Fischer,1806)

夜は採った虫の整理やジャンプ読んだりして22時過ぎに就寝。
明日はさらに東の方へ行って、とあるカミキリを狙います。
天気曇りっぽいけど…


9日

この日も朝は5時前起床。
しらばくだらだらして、東に向けて出発です。
ターゲットはムツボシアオコトラカミキリ。
丸瀬布では雲一つない晴天だったのですが、山を越えて十勝管内に入った瞬間ドン曇り(T_T)

しばらく待ってみましたが雲が無くなる気配もなく、花にも何も来ていないので再び丸瀬布へ。
あーガソリン代が…。

来る途中に何個か見つけた土場も寄ってみましたが何もいません。
シラフヨツボシヒゲナガとかがうじゃうじゃいるイメージだったんだけど…。

結局丸瀬布に戻ってきたのは午後3時ごろ。
丸瀬布でも雨が降ったようで、1往復だけ林道を走ってオオイチを1頭追加しただけ。
今日は東京からのゲスト2人と合流するので一度旭川へ戻ります。

旭川のガソリンスタンドにリンゴシジミの死骸が落ちていました。

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リンゴシジミ Fixsenia pruni jezoensis (Matsumura, 1919)

状態は良さそうなのでお持ち帰り。

夜は旭川も雨。ゲスト2人と合流して、旭川の居酒屋へ。
色々北海道らしいものが食べれたし、面白い話きけて良かった!
明日・明後日は3人で大雪のオオイチを狙います。
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by taiyaki-i | 2014-07-15 15:26 | 採集記

3/13 広島県 学会のついでに   

2014年 03月 19日
昆研の後輩は東南アジアに行ってトロピカルな虫と触れ合っているようですね。
日本の虫の方が好きでも、写真とか見てると一回くらい行きたいなーって思うわ( ̄▽ ̄)

自分は14日~18日まで、広島で行われた生態学会大会に参加してきました。
せっかく広島行くのに学会だけではもったいない。
ということで、前日入りしてモンクロベニを探してきました。

学会前日の前日の夜、横浜駅。
いつもの遠征なら夜行バスで行くところ。
なんですが、夜行列車・寝台列車が少なくなった現在、せっかくサンライズ瀬戸出雲という素晴らしい列車が走っているので今回は寝台特急で広島へ向かいます。

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サンライズ!寝台特急!高まる!(((o(*゜▽゜*)o)))

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今までさくらと北斗星は乗ったことあったけど、個室は初めて( ̄▽ ̄)

予想以上に広い!
虫採り用の荷物と学会用の荷物があるのでリュック2つにスーツケースというわけわかんない荷物量になってますが、ベッドにまで進出してくることもなく、非常に快適。

室内灯をつけていると窓に反射して外の景色が見にくいんだけど、灯りを消すと外の景色も見えて夜中の車窓を見ながらゆったりビール飲むとかお洒落ーとか思いながら過ごしていました笑


翌朝は6時半ごろ岡山駅着。
もちろん快眠でしたよ( ̄ー ̄)
ここからサンライズは出雲と高松に別れていってしまうので、ここで降りて新幹線に乗り換え。

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素晴らしい旅だった!ありがとうサンライズ!
寝台列車はやっぱり無くならないでほしい。

広島には8時前着。
ちょうどレンタカー屋のオープンに合わせて着くから時間の無駄が無い!

ちなみに今日は午後2時くらいまでは雨予報。
まあ材採だし、気温高いし、大丈夫、うん、たぶん・・・。

車を走らせ、目的地へ。

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モンクロベニは雑木林の伐採地に依存するカミキリ。
幼虫は伐採地の粗朶に入り成虫越冬するということなので、伐採地を歩いて落ちている材を探します。
ただ、モンクロベニが好む伐採地は限定されているらしく、良い伐採地が見つかればそこそこ採れるだろうけどもし見つからなければ・・・。
まあそうなったらモンクロベニよりは採りやすそうなアカネキスジトラにシフトします( ̄▽ ̄)

伐採地を歩いてみると、笹薮の中に伐られた木が置かれています。
その一つを割ってみると、中に食痕が。

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これがモンクロベニ・・・?なんか違うような・・・。もっと食い荒らしてる印象。
そもそもこれがコナラ材なのかすらわかっていません( ̄▽ ̄;)

しばらく探してみましたが見つからないので移動することに。
モンクロベニの場合は一つの場所で狙うよりもできるだけ多くの伐採地を周った方が採れる確率は高いだろう。

粗朶もあるし、

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成虫採集ならこれくらいの場所なのかなーって感じなんだけどね。

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ここはコナラじゃなくてクリが多かった。
クリじゃだめですよね。

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こっちは新しすぎ。
来年・再来年あたり萌芽が良い感じに出てきて成虫採集にいいかも。

何か所か伐採地を周りましたが、予想外のアクシデントで1時間ほど動けなかったこともありボウズのまま15時すぎに。
さすがにここまで来るともうモンクロベニを狙う気力は残っていません。

採れるかどうか分からないけど、近くにアカネキスジトラの産地もあるので最後にそこへ行くことに。

車を停めて遊歩道のようなところを歩いてみると、エゾエノキがちらほら。
ケヤキとは明らかに違うし、よく見るただのエノキ?よりも樹皮が白く目立ちます。
事前に葉がエノキに比べ鋸歯が目立つという区別点は調べていたのですが、確かに地面に落ちている葉を見るとエノキとケヤキを足して二で割ったような感じ。
上を見て枝が折れているようなところのちょうど下の地面を見ると、ちゃんと落ち枝があります。
落ち枝も白く、すぐにエゾエノキの落ち枝であると分かりました。

折ってみると早速食痕が出ました。
食痕に沿って枝を割っていきますが、出たのはキマワリの幼虫。
まあ予想していたこと。

別の材を折ってみるとまた食痕。
意外と個体数密度高い・・・?

慎重に割っていってみると食痕の中に空間があり、そこから脚が。
え、こんな簡単に採れるもんなの?

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アカネキスジトラカミキリ Cyrtoclytus monticallisus Komiya, 1980

残念ながらすでに息絶えていましたが、完品なので採れたことにします( ̄▽ ̄)
中国~近畿地方にのみ生息するため、モンクロベニほどではありませんが東京にいてはなかなか採りに行けない虫。

写真で見たときはなんかキスジトラみたいで採集意欲湧かないなーって感じだったけど実物全然違う!
これはかっこいいわ。

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入っていた材はこんな感じ。
トラカミキリらしい材部の食痕。

もっと粘りたかったのですが、午前中の雨で靴がずぶ濡れ、雨上がりの気温低下で足の冷えが限界だったため食痕のある材を少しだけ確保して終了。
材は学会が終わって帰省してから解体します。

しかし、こんな30分強で採れるとは・・・。
モンクロベニとの落差もあるけど、俺の中だとだいぶゆるげー・・・( ̄▽ ̄)

夕飯は広島駅でお好み焼き食べました(^^)

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広島はお好み焼きとカープともみじまんじゅうに染められてた。笑


今回はモンクロベニは採れなかったものの同じく東京にいては採りに行きにくいアカネキスジトラを採れた?ので良しとします( ̄▽ ̄)
モンクロベニは今度は5月に行こう。できれば今回の採集が下見として活かせる来年に・・・!
ちなみに広島の主目的の生態学会ですが、こちらも興味深い発表が多くモチベーションが上がりました。
とりあえずもっとフィールド出なな( ̄▽ ̄)


採集結果

アカネキスジトラカミキリ

P.S.

名古屋に帰ってきて、今日とってきたエゾエノキ材を割りました。
結果幼虫2頭、うち1頭直撃。

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トラカミキリ類の幼虫だとは思いますが、アカネキスジでもこの時期幼虫の個体っているんだろうか。
中国地方でエノキ類っていうともう1種思い当たるトラカミキリがいるんだよね。もっと平地の方に多いイメージだけど。
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by taiyaki-i | 2014-03-19 11:07 | 採集記

1/3 滋賀県・三重県 新年虫初め   

2014年 01月 05日
あけましておめでとうございます。
今年は今まで採れなかった(採りに行けなかった)ような虫がたくさん採れそうな気がします。

新年の虫初め笑として滋賀にホンマイマイとソタヤコンを採りに行ってきました。
ホンマイマイは今までにそこそこ採れていますが、ソタヤコンというかヤコンは普通種なのに何故か採れない、縁の無い虫です。まだたぶん2,3頭しか採れてません。

朝7時ごろ家を出発し、現地には9時前に到着。
まずはホンマイマイを狙うために河川敷へ。

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去年父が木に引っ掛かったゴミ溜まりから8頭採集している場所です。

河川敷に下りてすぐのヤナギに早速洞が。

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中はフレークも溜まっておりマイマイが潜んでいそうな感じです。
木の枝で洞の中を探ってみると…

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ホンマイマイカブリ Carabus (Damaster) blaptoides blaptoides (KOLLAR, 1836)

やはりいました。
前胸や翅端の突起が長く、しかも大きい!
50いくかいかないかくらいありそうです。
しかし、洞の中をかき回している内に枝が脚に当たったようで左中肢と後肢の脛節以下が無くなっていました。
うーんもったいない…(´・_・)

その後木に溜まったゴミを調べていきますが、マイマイは現れません。
この前庄内川でよく出てきたゲジやムカデすらいないようです。

ゴミの溜まったヤナギを見回っていると、ゴミが流されたときに折れたらしいヤナギの枝に洞ができていました。

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こちらもさっきの洞と同じようにフレークが溜まっています。
今度はマイマイを傷つけないよう慎重にフレークを掻き出していくと、出てきました。

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絶対いるだろってとこからちゃんと出てくれるのはやっぱ嬉しい( ̄▽ ̄)

さらに奥からもう1頭採集。

少し離れたところにもヤナギがまとまって生えているようだったので歩いて行こうとすると、小さな水の流れが。
水が被っていないところを渡っていこうと草の根元に足を置くと予想以上に土が緩く、ずぶずぶと水の中へ。

うわあああ…おもっきし靴の中に水入った…(T_T)
しかも陸地に戻ろうとして慌ててもう一方の足も水ん中突っ込んで両足ともずぶ濡れ…(T_T)
これから1日このまま虫採りすんのか…。つら笑

しかも両足ずぶ濡れになりながらまで行った場所あんま良くなかった(´・_・)

どうも去年とは少し様子が違ってしまっているようです。
しかし、とりあえず目的の一つのホンマイマイを採ることはできたので、今度はもう一方の目的のソタヤコンを採りに行くことに。
今までほとんど縁の無いオサだけど採れるか…?

あまり山の方へ行きすぎるとヤコンの代わりにオオオサになるので、河岸段丘上の雑木林へ。

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イノシシ狩りとかしてんのかなこのへん。
崖掘ってたら猟犬っぽい犬を散歩させてる人がいました。

道沿いから少し笹薮の中に入ると崖があります。

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コケの生えた場所を中心に掘っていくと、真っ黒な甲虫が転がり落ちてきました。

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ソタヤコンオサムシ Carabus (Ohomopterus) yaconinus sotai ISHIKAWA et KUBOTA, 1994

よっしゃ!
山の方だとオオオサしか採れず、かといって河川敷だと良さそうな崖も見つけられず今まであまり採れていないソタヤコン。
無事採れて一安心(´ー`)

イワワキの黒色型とはまた違った深い黒色です。

アキタクロナガも出てきました。

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アキタクロナガオサムシ Carabus (Euleptocarabus) porrecticollis porrecticollis BATES, 1883

そしてセンチ。

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センチコガネ Phelotrupes (Eogeotrupes) laevistriatus (Motschulsky, 1857)

貴重な冬ラベルとして採っておこう笑

ソタヤコンも3頭追加でき、計4頭。
最後2頭連続で潰して5頭届かなかったのは悔しい(>_<)

まだ時刻は1時過ぎ。
もともとそんなに時間はかからず目的の2種は採れる予定だったので、この近くで採れそうな他のオサもチェック済み。
ということで三重県まで南下してキューピーヤコンを狙うことに。
ソタヤコンが採れた勢いでキューピーも採れれば( ̄▽ ̄)

シガラキのポイントの辺りを通り、1時間ほどで三重県到着。

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ヤコンが出るか、オオオサが出るか。

…。

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チュウブオオオサムシ(オオオサムシ?) Carabus (Ohomopterus) dehaanii punctatostriatus BATES, 1873

オオオサでしたー(^ρ^)

最新版のオサムシ図説によるとチュウブオオとタダオオの境界はよく分かっていないらしい。

混生している可能性もあるし…と思いさらに掘っていくも出てくるのはオオオサだけ。
ヤコンには山すぎたようです。

ちなみにここではアキタクロナガが5,6頭出てきました。
採ってるときは普通のアキタクロナガだと思ってたんですよ。
だから採ってこなかったわけ。
けど家帰ってきてオサムシ図説見たらこの地域ホソアオクロナガじゃん!
採ってくればよかった…(T_T)

さらに移動して探すも今度は何も出ずタイムアップ。
キューピーはキューピーでちゃんと狙わなきゃだめかな。


予想としてはホンマイマイ・ソタヤコンともにもう少し多く採れても良かったかなと思いましたが、どちらも数頭は採れたので良かったです。
ていうかキューピー狙わずにまたホンマイマイ狙いに行ったりすればもうちょい採れたんだろうけど( ̄▽ ̄;)
次オサ掘り行くのはいつになるかな?
河川敷のマイマイで近場で行けそうなところは1年のうちにそこそこ行ってるし、そんなに数はいらないし…。
2月になって冬休みに入ったら2日かけてモンローとボウソウ狙いに行こうかとは思ってます。


採集結果

ホンマイマイカブリ、ソタヤコンオサムシ、チュウブオオオサムシ、アキタクロナガオサムシ、クロナガオサムシ、フタホシスジバネゴミムシ
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by taiyaki-i | 2014-01-05 09:33 | 採集記

12/29 愛知県名古屋市 懐かしの庄内川   

2013年 12月 30日
28日の朝から帰省しています。
今回はムーンライトながらで帰ってきました。
夜行列車ってなんかロマンあるよね( ̄▽ ̄)笑

いつも冬に帰省した時には名古屋にいなければ採りに行くのが難しいようなオサを狙っています。
今回の年末年始の帰省で採りに行くのはナゴヤマイマイとホンマイマイ&ソタヤコン。
昨日29日はナゴヤマイマイを採りに庄内川へ行ってきました。
※今回ほんとに写真少ないですごめんなさい(>_<)

庄内川といえば、俺が初めてマイマイ狙いのオサ掘りに挑戦したところ。
俺が入っている名古屋昆虫同好会の会誌に庄内川でのマイマイ掘りの記事が載っていて、それを参考に探しました。
結果マイマイを複数頭採集することができ、しかもうち1頭は50オーバーの大型個体でした。
その時は河川敷でマイマイ狙うと何頭も採集できるなんて思いもしなかった( ̄▽ ̄)笑

今回は下流から堤防道路を走り、良さそうなところを探していきます。
下流の方は俺が子供のころは河畔林があったような場所でも今は樹木が伐採、護岸されて巨大な用水のようになってしまっています。
もともとはヒラタとか割といたんだけどね。
何がしたいんだろ。洪水対策にしても土砂の流出を防ぐにしても、河畔林があった方が良いと思うんだけどな。

最初はこんなとこ。

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藪を超えて川に近づくとヤナギやクワなどがぽつぽつと生えています。

洞や根元に溜まったゴミはそこそこありましたが、甲虫は出てきてもアオゴミ。
マイマイがいそうな場所に集団で入っていたのはゲジゲジでした。

場所を変えて、今度は実績のあるところへ行くことに。
最初に庄内川にマイマイを採りに来たときは割とガサツに洞を鍬でほじくってしまって何頭かマイマイを潰してしまったところ(- -;)
今回は慎重に探そうと思います( ̄▽ ̄;)

まずは根元に溜まったゴミを調べてみます。
少しほじると土とススキやヨシのようなイネ科植物の茎などが混ざっておりマイマイがいそうな雰囲気。

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もう少し奥まで調べると、ゲジゲジとは違う黒い物体が動きだすのが分かりました。

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ヒメマイマイカブリ Carabus (Damaster) blaptoides oxuroides (SCHAUM, 1862)

良かったボウズにならなくて( ̄▽ ̄)
新規のポイントというわけではありませんが、とりあえず出てくれて一安心。
このでっぷりとした感じがナゴヤマイマイの特徴かなと思っています。
あ、ナゴヤマイマイって言うのはヒメマイマイの中の名古屋市周辺の地域個体群のことです。
他の地域のヒメマイマイに比べ大型化するらしい。

この1頭をしまい、さらに掘ろうとすると奥の方からマイマイが這い出てきました。
そしてその1頭を手でつかむとその奥にさらに2頭!

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あんまりいい写真じゃないな…。
このゴミだまりからはこの4頭が出てきました。
ゴミだまり自体は大きなものだったけど、他に潜んでいそうな場所はあるし、そんなに河畔林が広いわけじゃない(そもそも河畔林と呼べる規模かすら分からない)ような場所なのでマイマイが出た周辺を少し崩しただけです。
父親も樹皮下や根返りから4頭見つけたようです。

次に目を付けたのは根元に出来た洞。

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枝で中をほじくってみるとやはりいました。

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3頭出てきましたが、うち1頭は前胸の形がおかしかったのでリリース。

この場所ではさっきの4頭と合わせて6頭。と、ミカワオサ1頭。
ミカワは採ろうと思えば割と出てきます。

次はもう少し上流へ行ったところ。
庄内川マイマイ掘りで一番初めにマイマイを出した場所です。
ここなら採れるだろうと思い行ったのですが、現地について見ると河畔林はほとんど無く、代わりに砂地になっていました。
どうも2011年の台風15号で庄内川が増水したようで、おそらくその時に河畔林がダメージを受け上流から砂が運ばれ溜まったようです。
残ったヤナギも大半が下流に向かって曲がっており、相当な水流だったことを感じさせました。
ここからは父親がマイマイ2頭、俺が1頭を出すも俺の1頭は鍬が直撃(T_T)

あーマイマイ採れなくなっちゃったなーって思ったけど、よく考えたらこれが河川敷の攪乱なんだよね。
こうやって新しい定期的に砂礫地ができるから河川敷特有の植物相とかが生まれるわけで。
セアカオサとかもそうやってできた草原環境を好むんだよな。
まあ昔は増水しても避難できる場所があったからマイマイなんかも普通に生きてこられたんだろうけど、今はどうなんだろうなあ。
この増水受けてか、河畔林から一段上がったところの林を増水時の水の流れを良くするっていう目的で伐採してたし。
うーんなんか違うような…(- -;)


そんな感じでナゴヤマイマイ採集は終了。
今回はまだナゴヤマイマイを採ることが出来ましたが、十年後とかどうなってるのかなっていうのが少し不安になりました。
そこで河畔林伐採するよりももっと残して本来の川の形に近づけた方が色々経済とか防災の面とかでもいいんだぜ!ってアピールしていくのが俺ら環境保全系の学科の人間の役目なんでしょうね。
あ、でもたぶん探すの上手い人がやったらもっとたくさん採れると思います、環境だけが採れない原因じゃないと思います、はい。笑


採集結果

ヒメマイマイカブリ、ミカワオサムシ
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by taiyaki-i | 2013-12-30 11:03 | 採集記

11/2,3 秋田県 秋田キタカブリ遠征   

2013年 11月 13日
9月末、オサ掘りの季節が近づいてきたときのこと。
去年の冬を思い出してみると、全然掘りに行っていません。
まあ1年のうちに近場の川は割と行っちゃった&マイマイ場所とるからそんなにたくさんいらなかったからなんだけどw
今年も採れすぎるのはいやだけど、やっぱり遠征は一回くらい行っておきたい。
あまり寒くならないうちに行っておきたい場所といえばやはり東北でしょう。

1日

久々の夜行バスです。
22時45分に新宿発、ここから約8時間かけて秋田へ向かいます。
久々だったからあんま寝れなかった(T_T)

2日

7時半ごろ最初の目的地、大曲駅に到着。

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ほんとに新幹線が在来線の線路走ってる!

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ここから30分ほど歩いて近くの河川敷へ。
事前にGoogle Earthで見て発達した河畔林があることは確認済み。
問題は樹種がヤナギかどうか。

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とうちゃーく。

多いのはヤナギとオニグルミのようです。
ヤナギは…あるっちゃある笑
でもまあそんなに採るのが難しい場所ではなさそうです。

秋田デスティネーションキャンペーンに合わせたイベントをやっていました。

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林内に入るとやはりニセアカシアやオニグルミのようなあまり柔らかく朽ちない倒木が多いですが、根返りやヤナギの倒木も少ないながらある様子。

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根返りを崩すとクロナガ系のオサが出てきました。

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デワクロナガオサムシ Leptocarabus arboreus akitanus Ishikawa, 1992

コクロナガなのは分かったけどこの場所がトウホククロナガなのか微妙だったから一応採ってきました。
帰ってきてからオサムシ図説で確認したらやっぱり秋田亜種のデワクロナガでした。
やた!

さらに調べていくと今度はキタアオ。

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キタアオオサムシ Carabus insulicola kita Ishikawa & Ujiie, 2000

久々だし1ペアくらいは採っておこう。

根返りを掘り起こすと、デワクロナガとキタアオは割と出てきます。

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キタアオダブル。

しかしキタカブリが出ない!!
なんで!!

洞や立ち枯れも調べましたが、それでも出ない。
ここまで出ないのはおかしい。
たぶんこれは俺の技術不足とかじゃなくてほんとにいない。
昼過ぎには切り上げ、他の場所へ移動することに。

とりあえず歩いて行ける範囲にある他の河畔林に行ってみます。

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想定外に暑い…。
一度道を歩いているアオゴミを見かけました。
まさかキタカブリもまだ動いて…いや、他のオサはもう越冬してたし大丈夫なはず…。

この付近で2カ所周ってみましたが、どこもキタカブリはかすりもせず。
だめだこれ。

電車に乗って少し移動。
するも、すでにやる気なし、日の入り近く時間もなしでちょろっと掘っただけで終了。
まさかキタカブリでボウズ食らうとは…。
もういいや、さっさと秋田駅行ってきりたんぽ食お…。

6時ごろ秋田駅に到着。
が、行こうと思っていた店は予約でいっぱい、別の店へ。

きりたんぽ以外にも秋田グルメが色々食べれるセットがあったのでそれを注文。

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米所といえばやっぱり日本酒でしょう。

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色々食べれたのはよかったけど、きりたんぽは、うーんちゃんとしたのをまた食いたいね。
いぶりがっこが結構うまくてハマった( ̄▽ ̄)

夕飯食べたあとは近くのネカフェへ。
こんなに早い時間からネカフェ入るのは初めてかも笑
おかげで色々漫画読めたぜ( ̄▽ ̄)

3日

5時ごろには起きて出発まで漫画読んでました。
店を出ると、外は小雨。
まじでー(゜Д゜)

レンタカーを借りる秋田駅へ戻ると雨はさらに強くなっていました。
うお…確かに曇り時々雨の予報だったけど、これほどとは…。

今日は男鹿半島へ行きます。
市街地は大雨でしたが、市街地を抜けて男鹿半島に近づくにつれて天気は良くなっていきます。
男鹿半島に着くころには雨は完全に止んでいました。

森の中を走る道が多いので、そんな道を車で流しながら良いところがあれば停まって採集していきます。
スギ林で尾根にはマツも残っていてマイマイには良さそう。

最初はこんなとこ。

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谷を登って尾根に出るとマツの立ち枯れや倒木が目立ちます。

それらを調べていくと、昨日出てきたクロナガやキタアオに比べ明らかに大きいオサが出てきました。

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キタカブリ Damaster blaptoides viridipennis (Lewis, 1880)

おっしゃ!やっと来た!!

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うん、良い色良い色(^^)

さらに一頭追加してここはおしまい。

一度移動するもあまり良い場所がなかったため昼ごはん。
事前に調べたところ男鹿はしょっつるを使った焼きそばがB級グルメらしいのです。
麺に海藻が練り込んであったりしてうまかった( ̄▽ ̄)

昼ごはんを食べた後は再び山へ。
良さそうな場所についていざ採集!と思っているとここで急に大雨が。
朝に市街地の方にあった雲が流れてきたか…?

30分ほど車の中で待っているとだいぶ小降りになってきたので採集再開。

ここは尾根に道が走っており道の両側の林にはマツの切り株や倒木が多く見られます。
しかし出ない。どうしてー(T_T)

歩きながら1時間半ほど探してやっとここでの1頭目。

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出てくれば少しはやる気が回復するけど、これで出てなかったらたぶんさっさと市街地帰ってスタバでも入って論文読んでたな…(-_-;)

この1頭が出てここもいないわけじゃないことが分かったのでもう少し気合入れて探してみることに。

最初の一頭が出てきた林の反対側の林に入ってみると平坦な土地が広がっており、薄暗いスギ林の中にマツの太い立ち枯れや切り株が何本もあります。

それらを丁寧に崩していくと出てきました。

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こんな感じの切り株です。

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いるね、真ん中に。

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こんどはダブル!

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なかなか多いぞここは!
全部で7頭採れました。
しかしなんでここにだけこんな集中してるのかね。

もうだいぶ日没が近くなってきましたが、まだあと1カ所くらいは頑張れそう。
少し移動してここがラスト。

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もうだいぶ辺りが暗く手元も見えにくい状況でしたが1頭だけ出すことができました。

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これでタイムアップです。
全部でキタカブリは10頭でした。

夜は車を返した後駅ビルの中にある比内地鶏専門店?みたいなとこで親子丼を食べました。
きりたんぽ食べてセットで稲庭うどんといぶりがっこ、はたはた寿司、じゅんさいが出てきて親子丼にいぶりがっことチョロギがっこ、とんぶりついてたから割と秋田グルメが食えたな( ̄▽ ̄)
しょっつる焼きそばもうまかったし!

夜行バスに乗ってさあ寝ようと思ったら、前の席から奥多摩のチチブホソクロナガがどうとかいう声が…。
おっとまさかの夜行バスで虫屋と遭遇?笑
新宿に着いてから話しかけてみたら早稲田の虫屋のグループでした。
こんなこともあるもんなのか…w


今回は1日目まさかの河川敷でボウズを食らったものの2日目には無事採ることが出来たので良かったです。ただ秋田グルメ食べに来ただけにならなくてよかった( ̄▽ ̄)
しかしなんであの川、環境良さそうなのにいないんかね。
かたつむりもそんな多くは無いけど見かけはしたのになー。


採集結果

キタカブリ、デワクロナガオサムシ、キタアオオサムシ、ナガゴミムシsp
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by taiyaki-i | 2013-11-13 12:42 | 採集記

10/28 東京都奥多摩町 オサ掘り登山   

2013年 10月 29日
月曜は全休だったのでまた奥多摩です( ̄▽ ̄)
けどもうコブにはちょっと遅い(探せば落ち葉の中に潜ってたりするんだろうけど)ので今回はオサ掘り。
この時期でもう越冬体勢に入っているか心配だったけど、最低気温2度とかだし、大丈夫だろう!

今日も朝は3時半起き・・・のはずだったんだけど、3時半に起きてもう後5分くらいって思って次時計見たら4時15分。
あ、始発間に合わない(・∀・)

結局一本後のバスに乗れるよう5時ごろ出発。

奥多摩駅からバスに乗り、終点のバス停に着いたのは7時15分ごろ。

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今日も快晴、気持ちいい山登りになりそう!

今日のメインターゲットはコクロナガオサムシの秩父亜種、チチブホソクロナガオサムシ。
トラップ掛ければ割と楽に採れるみたいけど、時間があったので掘りで挑戦してみようというわけです。
あとホソアカガネも何頭か欲しいなー

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今日目指す山はあの稲村岩の奥にあります。

稲村岩にちょっと寄り道。

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なるほど、これがツゲか。

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ニシキキンカメいないか探してみたけど、時期が悪いのか見つからず。
もう越冬体勢に入っちゃってたのかな?
今度は成虫のシーズンか越冬に入る前に探しに来よう。

稲村岩からは日原の集落も良く見えました。

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再び岩場を引き返して、目的の山へ行く道へ。

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ここから山頂まで標高差約900m、平坦な場所はほとんどないそうです。

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紅葉が綺麗だなー(´`)

登れども登れども坂ばかり(´Д`;)

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だいぶ標高も稼いだかなというところで朽木があったので調べてみるとクロナガが。

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クロナガオサムシ Leptocarabus procerulus procerulus (Chaudoir, 1862)

チチブホソクロナガって確か高地性のコクロナガって感じの小型なはずだけど、丘孔点列がよく見えなかったし初めての奥多摩産クロナガってことで一応キープ。

その後も登りながら材があれば調べるということを繰り返していくと今度はホソアカガネが。

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ホソアカガネオサムシ Carabus vanvolxemi vanvolxemi Putzeys, 1875

東京都産ホソアカガネは初採集。
割と標高高めなとこにしかいないけど、いるところにはいる地域限定普通種なイメージ。
でも上翅の彫刻の感じとか結構好き。

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この立ち枯れは夏になればネキが来そう。

さらに歩いて標高1500mを超えるか超えないかという辺りまで来たときのこと。
登山道脇にあった赤く朽ちた材を調べてみると、ホソアカガネが。

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このホソアカガネが出てきたすぐ横部分を崩してみると、ホソアカガネサイズのオサムシが出現。
なんだ、ホソアカガネか・・・と思ったのですが、遠目に見てもなんだか雰囲気が違う・・・。
もしやこいつが・・・!

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チチブホソクロナガオサムシ Leptocarabus arboreus ogurai (Ishikawa, 1969)

きたーー!!(((o(*゜▽゜*)o)))
こいつがチチブホソクロナガか!
オンタケクロナガほどじゃないけど小型で上翅に赤みがあって、いかにもコクロナガって感じ。
素晴らしい。
コクロナガっていうとこっち来て良く見るのはトウホククロナガだけど、あんなタダクロナガと少ししか変わんないようなクロナガは俺の中では邪道w
コクロナガって言ったらやっぱりこういう高地性の亜種だよ( ̄▽ ̄)

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こんな感じで部屋作ってました。

このあたりからすでに崩された朽木がちらほら。

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まあ同業者だろうな笑

そして気が付けば紅葉のエリアは終わり、すでに葉が散っている高さまで来ていました。

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ここまで来れば山頂まであと少し。
今まで以上に急になったように感じる登山道を登って目の前に広がったのは・・・

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素晴らしい。
山頂付近が草原になっているので展望は抜群。
この前登ったとことは大違いだぜ!w

富士山も頭だけですが見えました。

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なるほど、これが防火帯か。

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向こうの方で赤くなってるのはナナカマドかな。

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山頂までかかった時間は4時間半。
途中で虫採りせずに登れば標準タイムで登れてたって信じたい・・・!笑

下りは登山道から外れながら材割。
谷になっている部分にあった倒木を崩すと、ヒメマイマイが出てきました。

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ヒメマイマイカブリ Damaster blaptoides oxuroides (Schaum, 1862)

やっぱり高標高地のは小型だね。
前オンタケクロナガ掘りに行ったときとだいたい同じくらいの標高かな。

その後はホソアカガネを2,3頭追加したのみ。

下りはそりゃ行きがずっと登りだったからずっと下りなわけで、脚にだいぶ負担はかかったけどなかなかのスピードで下山笑
2時間もかからなかったような・・・


今回は掘りで採れるか採れないか分からないようなチチブホソクロナガを無事ゲットでき、ホソアカガネも採れて良かったです。
ちゃんと山頂まで行けたしね。
登山用のパンツ持っていないし藪漕ぎするならできるだけ丈夫なのがいいってことでいつもジーンズで虫採り行くんだけど、山頂であった人に「ジーンズでここまで来れたらどこでも行けるよ笑」って言われたww
春になったらちゃんと登山用のパンツ買います、はい。笑
ここだったらアルマン採れるかもって場所も何か所かあったし、チチブホソクロナガの追加も欲しいからナナカマドとかの花に合わせてトラップ仕掛けつつ1泊2日で登るのもありだな( ̄▽ ̄)


採集結果

チチブホソクロナガオサムシ、ホソアカガネオサムシ、エサキオサムシ、クロナガオサムシ、ヒメマイマイカブリ
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by taiyaki-i | 2013-10-29 13:59 | 採集記

10/12 東京都奥多摩町 久々の登山採集!   

2013年 10月 13日
東京都には2種類のコブが生息しています。
イワワキセダカとフジコブ。
このうちイワワキセダカは1年の時に1頭だけですが採ることが出来ました。
フジコブがまだ採れていません。
来年はたぶんこの時期卒論関連のことで忙しいだろうし、今年のうちにフジコブも採っておきたい!
ということで、フジコブ狙いで約1年半ぶりに奥多摩の山に登ってきました。

いつも奥多摩に行っていたときと同じ、始発のバスに乗るべく3時半起き。
ちなみに前日は早く寝る予定だったけど、授業後にだべってたメンツで飯行って10時半くらいまで話しててそこから学祭の模擬店の試食会に誘われたりして結局寝たのは1時前w
2時間半睡眠\(^o^)/

7時ごろにバスの終点に到着。
今日はいつも登っているところとは違う山に登ります。

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この景色も久しぶりだ。

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奥多摩らしい急登。

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斜面やべー(゜_゜)

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これ、たぶんクマだよね。
肉球の形出てるし、こんなとこ犬は来ないだろうし。
うちの研究室のメインの研究対象がクマなこともあって最近クマ好きになってきてる( ̄▽ ̄)

急登を登り終え、稜線に出たあたりから枯葉を叩いて行きます。
稜線はまだ枯れたスズタケの残骸がちらほら残っています。

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さらに歩けばもっとかたまって残っている場所がある予定。

稜線を歩いて行くと、東京都側は植林で、埼玉県側は広葉樹林。
埼玉県側は割と下草もあったりでなんだかコブに良さそう。
先週の台風の影響か落ち枝も多くあります。

とりあえず最初の1頭を採るために埼玉県側を歩いて行くことに。

枯葉を調べながら歩いて行くと、大き目のカエデの落ち枝がありました。

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枯れ具合も良さそうです。
ビーティングネットを下に差し込んで叩くと落ちてきました。

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フジコブヤハズカミキリ Mesechthistatus fujisanus HAYASHI, 1957

よっしゃ!
奥多摩産フジコブ!埼玉県だけど!東京都じゃないけど!

これで一応1頭採れたので、今度は東京都側を探していきます。

このあたりだと枯死したスズタケが多くなってきていますが、コブは落ちてきません。

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東京都側は南斜面で日当たりが良いっていうのもあるんだろうな。

そのまま歩いて行き、目的の山に到着しました。

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うん、あんま展望良くないね(^ν^)

ここからは尾根を下っていきます。
尾根は割と平坦な部分が広く、広葉樹林なのでコブが採れそう。

しばらく歩いて行くと大き目の落ち枝。

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揺らさないように慎重に網を入れて叩くと、枯葉に混じって重量感のある物体が落ちてきました。

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良かった、これは正真正銘東京都産フジコブ!
これで東京都産コブ2種類制覇ですいえーいヽ(´▽`)ノ

次は生態写真かなと思いルッキングで探してみると、ものの数分で見つかりました( ̄▽ ̄)

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その後も立て続けに2頭!

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周囲を見回してみると、このあたりは木の密度が高く、日当たりが悪くなっているようです。

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それでこんな多いのかな。

タンナサワフタギもあったので叩いてみます。
網の上を見ると何も落ちていないように見えましたが、よくよく見てみるとカミキリらしいものが落ちています。

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チビコブカミキリ Miccolamia (Isomiccolamia) verrucosa BATES, 1884

ちっさ

こんな小さいんかチビコブって!
セダカ採った時もフォルモサのエリアでタンナサワフタギ叩いてて採れなかったって思ってたけど、これは採れてないというより落ちたことに気付かなかったんだろうな笑

フジコブ5頭も採れたしチビコブも採れたので、ここからは網を仕舞って下るのに専念することに。
下りも展望は悪かったなー。


今回は無事に奥多摩のフジコブ、というより東京都産フジコブを採ることが出来ました。
ついでに埼玉県産フジコブも採れたし、東京都産も4頭も採れて出来すぎなくらいか( ̄▽ ̄)
次はハイブリとセダカの追加かな、来年行ければ行こう。


採集結果

フジコブヤハズカミキリ、チビコブカミキリ
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by taiyaki-i | 2013-10-13 10:57 | 採集記

9/18 長野県 苦行!徒歩往復20km   

2013年 09月 20日
8月末、後輩から一通のメールが。

「コブ叩きをしてみたいんですけど、どこか良い場所ありませんか?」

どうも合宿で初めてコブを見てコブの魅力に取りつかれたやつがいたりとかで、2年何人かでコブ叩きに行きたいらしい。
とりあえず日帰りで行けるところということで富士山周辺のフジ・セダカポイントを教えてあげました。

そして数日後。

「行ってきたんですけど、一頭も採れませんでした」

うーん、一人ならまだしも複数人で行ってあの場所で1頭も採れないってことは無いと思うんだけど…(゜_゜)
俺も行きたい場所があったので、今度は俺も一緒に行くことに。
まああそこならさすがに…

17日

18時半に大学で合流。
今回は俺と後輩の2年がトシとdazai39の二人。
今回のターゲットはアカガネカミキリとタダコブ×フジコブのハイブリッド。
一昨年に荒川沖さん、take3さんと一緒に行った場所です。
目的地周辺までのルートとして遠回りしつつも高速で近くまで行く方法とおそらく最短距離で下道を60kmほど使う方法があります。
前者は後者に比べ70kmほど道のりが長くなるため、ガソリン代&高速代節約のため最短距離で行ってみることに。

そして高速を降りて下道を走って15kmほど行ったところで電光掲示板にまさかの文字が。

「(目的地)方面土砂崩れ通行止め」

ぐは(^ρ^)
台風(^ρ^)

すぐに引き返して遠回りルートに変更。
うわーガソリン代と高速代の無駄だー(T_T)
予定通り行けば車中泊する場所でムラサキシタバ採れたかもなのに…。

ちなみにこの後も台風に悩まされます。

高速に乗って、0時前に近くのSAに到着。
深夜割を使うためにここで4時前まで寝ることに。

18日

朝3時半に起床。
言うてそんながっつり寝れなかったけど笑

まずは朝のうちにアカガネを狙います。
5時前にポイント周辺着。

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朝焼けきれい!

明るくなるのを待ってから歩き始めます。

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木が多いエリアに入ってすぐ、ちょっと高い位置ですがナナカマドの枯れ枝がありました。

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叩いてみると、早速アカガネが。

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ホンドアカガネカミキリ Plectrura (Phlyctidola) metallica yoshihiroi TAKAKUWA, 1984

やっぱりカッコ良いかわいい!

その後すぐにトシの網にも落ちた様子。

一昨年は道沿いを中心に叩いていたので今回は林内も叩いてみることに。

林内でも一応は落ちます。

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けど、歩きにくいし道沿いの方がよく落ちるみたい。
最終的に俺3頭、トシ5頭、dazai39が1頭という結果。
まあ初めての2人も採れたし、俺は3頭採れれば十分よ( ̄▽ ̄)

エゾリンドウが咲いていました。

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花びらが開かない種類らしい。
マルハナバチは無理矢理中に潜りこんでいました。

まだ時間は7時。
コブ叩きには十分すぎるほど時間が残っている…と思ってた、ここまでは。

山を下りて、コブのポイントへ。

1時間ほど車を走らせ、ポイントの林道に入ろうとすると…

大雨のため通行止め

また台風かよちくしょおおおおおおお!!!!!!!!!

採れるエリアまでそれなりに歩く必要がありそうなので、近くで良さそうな環境がないか探してみることに。
が、結局いい場所は見つからず、林道歩きを敢行することにしました。
最初の予想では片道6kmほど。
まあ6kmなら…6km「なら」ね。

目的の場所は一昨年も採れた沢沿い。
歩き始めると最初は植林帯でしたが1時間ほどで広葉樹林帯が出現。
このあたりから枯葉があれば叩いて行きますが乾燥しているせいかコブは落ちてきません。

最初は6kmくらいで沢に着くかと思ったのですが予想以上に距離があるようでなかなか現れません。
そのうちトシはこのあたりで探していますと若干グロッキー気味( ̄▽ ̄)

トシと別れてすぐ、ミヤマハンノキ?の枯れ枝があったので叩いてみるとやっと本日1頭目。

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コブヤハズカミキリ Mesechthistatus binodosus binodosus (WATERHOUSE, 1881)

これはただのタダコブかな。若干寸詰まりな気はするけど。

さらに歩いて行くと一昨年のポイントではありませんが沢が現れました。

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ヤマブドウやキイチゴの仲間が多く、コブがいそうな雰囲気だったのでここでも沢に入ってみることに。
突撃する前に昼食を食べようとリュックをおろすと、なぜかリュックにコブがついていました笑

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いつくっついたんだろこいつ?笑

昼食を食べ終え、まずは手前にあるヤマブドウのブッシュを叩いてみることに。
ルッキングだとめんどくさそうだったので一番密集しているあたりを叩くと落ちてきました。

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ここでは他に追加1頭。

さらに歩き続けて沢を2,3個超えるとやっと目的の沢に到着。

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気付いたら10kmほど歩いていました。
すでに足が痛い( ̄▽ ̄;)

時間もあまりないので早速突撃。
ヤグルマソウの枯葉から落ちてきました。

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枯葉の方ピントあってないけど…

ルッキングでも見つけれた!

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どこにいるか分かりますか?

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やっぱりこの場所は個体数が多い!
ただ、入口に近い方と比べるとどうもタダコブらしい個体が多いというか、あんまり微妙な個体がいないというか…。

本当はもう少し奥まで行きたかったのですが集合時間が迫っているのでここで引き返すことに。
dazai39も最初に俺が突撃した沢の周辺にいるみたい。
もう少しだけ頑張って奥までくればよかったのになー( ̄▽ ̄)

帰り道は行きに通り過ぎた沢にも突撃していきます。

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やっぱりいる。

集合場所より少し奥の沢でdazai39と合流。
コブは採れていない様子。
沢の中に入ったか聞いてみるとちょっとは入ってみたけど採れるか採れないかよく分からないのであまり熱心に探してはいないとのこと。
奥の方まで入っていってみると、1頭だけでしたが採れました。

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左側・帰宅後撮影

こいつが一番ハイブリっぽい気がする!
寸詰まりだし白紋もなんかフジコブっぽさがあるし…。
植生的には奥の方の沢とあまり変わんないし、手前側で個体数が少ないのは雑種崩壊が起きてるんだろうか…?

トシは先に車に戻っているようなので速足で戻ります。
この先戻る途中は何も採れず。
車に戻ると文字通り筋肉が凝り固まって脚が棒のようになっていました笑
膝曲げると筋肉が伸びるのがすごい分かるw

結局2年二人は坊主で俺が11頭。
ほんとなら車横付けで採れるような場所なんだけどなー。
コブ初心者の2人にとってはなかなか厳しい採集だったか( ̄▽ ̄)
俺も歩いてるとき苦行だ…って思ってたしw

頑張って歩いて坊主じゃかわいそうなので1頭ずつあげました。
ちなみに通行止めは俺らが車に戻ってきたのとほぼ同時に解除されてましたよん\(^o^)/

最後に少しだけとある虫を探しに行きましたが場所も時期も微妙だったのでいませんでした。
また春にでもリベンジかなーこいつは。


アカガネは3人とも採れて良かった(^^)
割と簡単に採れる場所として今回この場所を選んだわけですが、コブの方は台風のせいで予想外に厳しい採集になってしまいました。
まあ俺は採れたから満足だけど( ̄▽ ̄)
それに最後の一番ハイブリらしい個体が採れた沢なんか歩かなきゃ見なかっただろうし!
歩いて良かったこともあったかな笑
今度同じ場所へ行くことがあったら、もっと手前の方を一生懸命探索してみる必要がありそうです。
沢に沿って奥まで行ってさらに林内に入っていくって感じで見て行けば採れるかな?
出来ればあの林道沿いでフジコブもしくはフジコブベースのハイブリが採りたい!ていうかいてほしい!


採集結果

コブヤハズカミキリ、アカガネカミキリ、オオセンチコガネ
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by taiyaki-i | 2013-09-20 10:39 | 採集記