3/25 沖縄県石垣島 2日目   

2011年 04月 01日
夜眠れず朝から疲労感ありまくりの2日目。
一人だったらもうめげてるかもしれませんww
ちょっとは寝たかなって思って携帯見たらまだ1時前だった時はさすがに萎えたねw

朝食を7時に食べ、早速出発。

今日の採集地は於茂登岳周辺。
ムネモンウスアオやマツダクスベニ、オオヒゲブトハナムグリなど、魅力的な虫が沢山います。

約30分で於茂登の登山口に到着。
しかし天気は・・・
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雨orz
出発した時は降ってなかったのに・・・。

気温も低くムネモンウスアオは絶望的ですが、ビーティングはできるので気を取り直して歩き始めます。

枯れ葉つきの枝を叩いて行くと、早速カミキリが。

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アナバネヒゲナガカミキリ Mimorsidis yaeyamensis Samuelson, 1965

石垣島2種目!
なかなか良いの来たじゃん!!
これ欲しかったんだよな~。
名前の由来になった上翅の点刻が素敵ww

そして次に落ちてきたのは何だかデカいヤツ。
もし家で遭遇したらビビって近寄れないヤツ。
しかしこの時だけは違った!!
瞬時に手が伸び、逃げようとするソイツをつかむ。

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ヤエヤママダラゴキブリ Rhabdoblatta yayeyamana(ホテル撮影)

俺ホントはゴキブリって大の苦手であれは虫じゃねえとか思ってる人なんだけど、こいつは行く前に何度かネットで見ててちょっと欲しいかもとか思ってたやつ。
一応日本最大のゴキブリです。
まあコイツは森林性のゴキだから屋内性のやつみたく歩くの速くないし、見た目もテカリがあるわけじゃないから大丈夫なんだろうな~。

ここまではまだ登山道に入る前のこと。
これだけ採れるんなら登り始めたらめちゃくちゃ落ちるんじゃないか!?

しかし、叩けど叩けど何も落ちてきません。落ちるのは小さなゴキブリのみ。
父はフレークを調べてマンマルコガネを探していたようですが、こちらも出ませんでした。
サソリモドキとかヤエヤマサソリとか石起こしすれば出てくるんだろうけど、完全に忘れてましたorz
どっちも欲しかったんだけどな~・・・。

にしても暑い!!
気温は20度を下回っていたのですが、湿度が高いです。
登り始めてすぐに汗が出てきました。汗かきってのもあるんですけどw
でも雨が降ったりやんだりだからレインコートは脱がない!
それにハブが出た時、着てるものが厚い方が皮膚まで届かなそうだしw

そんな中、父のビーティングネットにアナバネヒゲナガが。
父はカミキリはコブ以外興味がないので、俺がもらいました。

これだけビーティングしてもほとんどカミキリが落ちてこないって言うのはおかしい・・・。
もしかしてビーティングしたくらいじゃ落ちないくらいしっかりしがみついているのか?
だとしたら本土じゃよく集まる粗朶なんかには色々いてもいいはずでは・・・。

って

いた。

すぐに手が伸びガッシリキャッチ。

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イリオモテコブバネサビカミキリ Pterolophia (Ale) gibbosipennis iriomotei Breuning et Ohbayashi, 1966

石垣島3(以下ry
今回の石垣島採集で唯一西表の名が付いていたカミキリです。
名前の通り上翅にコブがあります。
コブヤハズよりもコブな感じがしますw

案の定粗朶にくっついていました。
手でつかもうとしても落ちる気配は無く、しっかりくっついていたので気温の低い日はルッキングの方が虫が採れそうです。
ビーティングの前にルッキングすることの大切さを改めて実感しました。

さらにその近くには・・・

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イシガキゴマフカミキリ Mesosa yonaguni subkonoi Breuning, 1964

この粗朶すげえww
イシガキゴマフも欲しかったカミキリです。
本土のゴマフには無い模様だからな~。

この粗朶にはこれらのカミキリが齧ったとみられる後もありました。
そういえば材から出てきたエゾサビも樹皮を齧ってたっけ。

この後ビーティングの回数が少なくなり粗朶をルッキングしていきますが、カミキリの集まっている粗朶はありません。よほどあの粗朶は状態が良かったんだな~。

そうこうしている内に木が少なくなり、リュウキュウチクが茂ってきました。
こういうところでアサヒナキマダラが発生するんだろうな~。
そしてオモトウスアヤも。

ということでリュウキュウチクの枯枝を調べていきますが、羽脱孔を1個見つけたのみ。
それもオモトウスアヤかサビアヤのものか・・・。大きさ的にはオモトっぽかったですが。

頂上らしき場所も見え、あと少しだったのですが、オモトウスアヤ狙いの材割をするよりは山を下りて嵩田林道へ行った方が色々なカミキリが採れるだろうと考え引き返すことに。
時間も8時ごろ登り始めてすでに10時半を回っていました。
普通に歩けば1時間くらいで登れる山らしいのですが・・・。
石垣島の採集記で他の人たちが撮影してる看板が撮れなかったのが残念です( ´・ ω ・` )

ちなみにヤンバルアワブキのチェックもしていたのですが、食痕を見つけたのみ。
イワサキキンスジすらいませんでした。
あとタブにイシガキリンゴらしき食痕あり。出ていることは出ているようです。イシガキリンゴも欲しい!!

下りは意外と早く、40分ほどで登山道入り口まで戻ることが出来ました。
ほとんどビーティングもルッキングもしてないからですけど何か?w

車についてレインコートを脱ぐと服が汗で蒸れまくり。
結局レインコートを着ようが着るまいが同じような結果になってしまいましたorz

昼食を食べ、今度は嵩田林道へ。
嵩田林道は於茂登岳のすぐ近くにあり、歩いていけます。

嵩田林道を歩き始めるころには雨もやみ、雲の色も明るくなってきました。
ヤンバルアワブキも発見。
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逆光で分かりにくいorz
この木は花もありました。
ここにもムネモンウスアオはいるらしい。イワサキキンスジかどちらか分かりませんでしたが食痕もありました。

アオスジアゲハやイシガケチョウも見ることが出来ました。
イシガケ採ろう思ったけど逃げられたorz
あんなのに逃げられるなんて・・・。

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デカいトカゲ。
20cmくらいあったと思う。

食痕のある材も発見。
帰りに持ち帰るため切っておきました。

そしてとあるシイの枝を見ると、クモのようなものが。
なんかタランチュラみたいにズングリムックリだな・・・。
てか・・・あれクモか?
もしかして・・・

近づくにつれ、期待は確信へ。
網でゆすっても落ちなかったので慎重に枝を引き寄せ採集。

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クロカタゾウムシ Pachyrhynchus infernalis

かっけえぇーーーーーっっ!!!
うわ~、すごい嬉しい!!
この重厚感!
めちゃめちゃ欲しかったんだよな~。
少ない種類じゃないらしいんだけど、こんな天気だから会えないかと思った・・・。

名前の通り黒くて堅い!
踏んだくらいじゃ潰れないそうです。鳥も消化できずに吐き出すんだとか。
代わりに飛べませんが。

父とは別行動だったのですが、ここで父と合流することに。
帰りに行きに確保した材を回収するほかカラスザンショウとニッケイの材も確保。
父はコウトウシロシタセセリとヤエヤマイチモンジ♀(ミスジっぽい方)を採っていました。羨ましい・・・!
自分も沖縄らしい蝶が欲しかったので父が蝶を採った場所へ行くことに。

そこへ行くと蝶よりも先に目に入ったのは折れたタブの太枝。
切ってみると樹皮下と材部に食痕。
期待が高まります。
細い部分も含め確保。

この後はまた雲が厚くなってしまったため、目ぼしい蝶が現れることはありませんでした。
リュウキュウヒメジャノメはたくさんいましたが。

まだ時間があるので昨日と同じルートを通って脇道に入りながら帰ることに(身体はしんどいけどww)
砂浜まで行ける道があればいいんだけど・・・。

最初に見つけたのは牧場。
ていうか石垣牛ってほぼ放し飼いだから色んなとこに牧場らしきものはあるんだけどさw

管理人さんがいたので許可をもらって牧場内へ。
本土だと色々な糞虫が潜っていそうな状態の糞も多くあります。
ほじってみると、早速マグソコガネの姿が。
タダマグソは石垣島には生息していませんが、どんな種類かはまだ調べていません。
ちなみに写真はありません・・・。
だって雨降ってんだもん( ´・ ω ・` )

マグソが出て幸先が良いと思ったのですが、掘れども掘れどもマグソしか出ません。
しかも牛が寄ってきて周り囲まれるし・・・。

何とか牛の包囲網から脱出し移動。

次に入った脇道で見つけたのはヤツガシラという鳥。
頭にトサカがあり8枚の冠羽があることからヤツガシラという名前になったそうです。
なかなか車の前からどいてくれないのでクラクションをならしたらトサカを広げてくれました。
本州ではかなり珍しい種類らしく、南西諸島でも少数が渡りの通過地点として飛来するのみのようです。
最初横向いててくちばしとトサカが同じくらいの長さだったからなんかツノゼミみたいな鳥だなーとか思ってたww

その脇道を進んでみると、海岸まで繋がっていました。
海岸に出てみると砂浜。
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こんな場所で狙うものと言えば、ヒメスジシロ。
砂浜のすぐ近くに生えるオオハマボウをホストとしており、今はまだ材の中。

写真とは反対方向にオオハマボウの群落があったので行ってみると、多くの枯枝が。
ヒメスジシロは細い枯枝に入るらしいので折っていくと、蛹が出現。
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大きさからしてもこれがヒメスジシロの蛹なのでしょう。
他にも何個か見つけることが出来ました。

他の枝を折っていくと今度は成虫が出現。
ヤエヤマアヤモンチビでした。
これ以降このカミキリとはよく出会うことに。

さらに枝を物色していると枝にとまっているカミキリも発見。
ヨコスジサビでした。
コイツもオオハマボウをホストとしており、綺麗な模様のサビカミキリです。写真は4日目の採集記に載せます。

ヨコスジサビは出ていることが分かったのでビーティングネットを持ってきますが、風が強くてビーティングネットが飛ばされる!!
台風レベルなんじゃねえかって思うくらい強かったです。

それでも何とか枯枝の下にネットを潜り込ませ、叩くとヨコスジサビが2頭。
風でネットがひっくりかえりそうになるのを何とか手で押さえて採集。

材も確保できたので、風に押されるように退散。
雨が止んだら強風ってなんかもう踏んだり蹴ったりじゃねえかww

まだ時間があったので(しんどいけど)またヨツモンエンマを探しに行くことに。
今回は教えてもらった場所ではなくその近くのいそうな場所に行きます。

車を走らせること30分、目的地に到着。
前日に犬の散歩をしているのは見たので、犬糞はあるはず。

車から降りて歩くと、やはり犬糞がありました。
しかし、どれも状態が悪く、昨日見つけたような糞はありません。
結局ヨツモンエンマは見つかりませんでした。
潜った穴も無かったな~。

時間も遅くなり、さすがに身体が持たないので今日の採集はここで終了。

何故かこの日も眠れなかったorz
俺倒れるんじゃねえのか?


採集結果は最後にまとめて書きます。
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by taiyaki-i | 2011-04-01 10:05 | 採集記