7/22,23,24 長野県御岳 修行?採集?な1日目   

2010年 07月 26日
ついに待ちに待った日がやってきた・・・。
去年に引き続き、2度目の御岳。去年は自分の弱さを露呈し、不甲斐無い結果に終わってしまったが、今回はどうなるか・・・。

今回の目的は御岳3種の神器こと、オトメクビアカハナカミキリ、スミイロハナカミキリ、カラフトホソコバネカミキリ、そして中部山岳の高山地帯にのみ生息するピドニア、フイリヒメハナカミキリ。
3種の神器はもちろんフイリも未採集種。
今年はフイリが例年に比べ多いようですが、採れるだろうか・・・。

昨年と同じく7時発のワイドビューしなのに乗り木曽福島へ。
木曽福島に着いたのは8時半。
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日差しが暑い・・・。

ここ数日の猛暑でこの辺りの気温も高いようです。

その後バスに乗り込み御岳へ。
御岳が近づくにつれて雲が多くなってきます。

そして到着すると・・・。
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よっしゃ!!ちょっとだけどガスッてる!

ここのカミキリはオトメを除きガスッていた方がドピーカンより多く見られます。

最初はハイマツの状態を確かめに行くことに。
ハイマツの花が咲いていればオトメも期待できるわけですが・・・。

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う~ん、こりゃ終わってるな・・・。

オトメはあまり期待できそうにないのでスミイロ・ピドニアを狙うことに。

スミイロ、ピドニアは近くのスキー場のゲレンデに生えているショウマに集まります。
オトメの場所からスキー場へ行く途中にもショウマがいくらかあるので、掬ってみると・・・。

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クロハナカミキリ Leptura aethiops PODA,1761

ここでは下の方はムネアカクロハナ、上の方ではクロハナということになっています。
ムネアカクロハナでも前胸が黒い個体がおり、クロハナでも前胸が赤い個体がいるので、俺は採った場所で判断しています。

しかしまあ虫の数が少ない・・・。
天候も関係してるんだろうけど、去年に比べ圧倒的に虫の数が少ないです。
去年はショウマを見るだけでピドニアが何頭もくっついてるのが分かったりだったんだけど・・・。

そして次のショウマを掬うと、見慣れないピドニアが。
はっ!こいつはもしや!?

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フイリヒメハナカミキリ Pidonia (Pidonia) signata MATSUSHITA,1933

よっしゃキタアーーーッ!!!!
採れちまった・・・。ヤバい、超興奮してるわ・・・w
カッコ良いなあ~・・・。
このケツの辺りの黄色い部分とか、本当に斑(ふ)が入ったようなエリトラ(鞘翅)側面の黄色部分・・・。
これぞまさしくフイリヒメハナの証!!

学名のsignataから通称シグナータ。でも俺はフイリっていう方が好きw

にしてもこんな早くに目的のうち1種が採れるとは・・・。
ホントに今年はフイリ多いんだな~。
今日はこの後フイリが2頭追加できました。

カミキリの数は少ないですが、種類は昨年よりも多いようです。
これで天候が良かったらどうなってたんだろうか・・・?
そうするとフイリも例年並みしか発生しないか?

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こいつはカクムネ?ブービエ?

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これはどっちだろうか?

さらに少し下った場所のショウマでは、クモマハナが。

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クモマハナカミキリ Evodinus borealis (GYLLENHAL,1827)

そして、ピドニアがもう1種。

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オオバヤシヒメハナカミキリ Pidonia (Pidonia) limbaticollis ohbayashii (MATSUSHITA,1933)

採った時はフイリ♂かと思っていましたが、どうやらオオバヤシのようです。
オオバヤシは去年ここで1頭採っただけなので嬉しいです。

さらに1頭オオバヤシを採集し、スキー場に到着。

ここまででもフイリやオオバヤシ、クモマハナなどなかなか良いカミキリが採れました。
幸先良い・・・んだろうか?

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スキー場ではこんな感じで生えているショウマを見ていきます。
なんかショウマも少ないなあ・・・。
すでにスキー場には一組の虫屋さんがいました。

ショウマを見ていくと、ツヤケシハナがどっさり。
お前じゃなくてスミイロを出せ。

他にホンドアオバホソハナやマツシタなど。
スキー場の花では日が当たり過ぎるのか、ピドニアはほとんどがマツシタやチャイロなど普通種。
それでもマツシタだと思っている個体の中にミヤマヒメハナが混じっている可能性があるので目についたものはできるだけ採集。

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えらく晴れたもんだ・・・。
木曽谷を挟んだはるか遠くの山まで見える・・・。

その後スミイロを探すも採れず。

このあたりから若干去年の感じみたいに、もう帰りたい、なんか心細い、また1泊2日になるのか?という感情が。
そんな思いが頭をよぎるたびに心細さは増します。
けど、今回はそんな自分を修正するためにもこの御岳に来たんだ・・・。
もっと強くならなければ・・・。

弱った心を奮い立たせ、なんとなく集中できそうなオトメ探しにチェンジ。
アカムネハナに探し方が似ているため他のことを考えずにできそう。

で、ハイマツ林に到着。
もう花は終わっていますが、花粉が枝についているものもあるため、そういうものを中心にカミキリが来ていないか見ていきます。

調べ始めて十数分後、ハイマツの横の笹にカミキリらしき物体が飛来しました。
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ヘリグロアオカミキリ Saperda (Saperda) interrupta GEBLER,1825

なかなかの完品です。しかも大き目。
しかし、このヘリグロアオ、亜硫酸ガスで〆た個体を入れたチャック袋と一緒のケースに入れておいたため、亜硫酸ガスに接触したのか、家に帰って見てみたら真っ黒に変色していましたorz
せっかくの良型だったのに・・・。

その後ハイマツを見ていくと今度はハイマツの枯れかけの花にカミキリの姿が。
え?もしかして、こいつって・・・。

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カラカネハナカミキリ Gaurotes (Paragaurotes) doris BATES,1884

お前かよ!!

こういうのやる気失せるわあ~・・・。
でも、だいぶ気力は回復。

その後ハイマツを探していくと、一本だけまだ花粉が飛ぶハイマツの木が。
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こういうのを探してたんだよ!!
これは要チェックだな・・・。
ドリスことカラカネハナしかいないけど、明日の午前中に来ればオトメが採れるかも・・・。
ムフフ・・・。

そうこうしているうちに時間は過ぎ、今日泊まる宿へ入ることに。
去年も泊まった所です。

相部屋でしたが、みなさん気さくな方で、楽しく過ごすことができました。
山頂へご来光を見に行くんだとか。
さて、今日は寝れるだろうか・・・。

おやすみなさい・・・。

・・・。

・・・・・・・zzz

2日目に続く!
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by taiyaki-i | 2010-07-26 22:40 | 採集記