長野県某所 ヤマボウシはいと凄し   

2010年 07月 06日
今日は長野、木曽谷方面での採集です。

前日までの天気は曇り時々雨。
しかし、朝に見てみると雨は9時~12時の間だけに。
そして行きの高速では・・・
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すんばらしいぞ、俺の念力!!念じればかなーう!!!

現地には9時前に到着。このころはまた曇って時折雨も降る空模様でしたがすぐに晴れてきました。

最初はロットンさんからの情報をもとにジュウジクロ探します。
サワグルミの枯枝にいるとのこと。

サワグルミの本数は多いのですが、なかなか近くまで行けるような場所がありません。
道沿いで一度降りてビーティングしてみたのですが、カミキリは落ちませんでした。
葉には少しだけですがオニグルミノキモンの食痕も。
写真は撮り忘れました・・・。

他にも場所がないか探していきますが、時間だけが刻々と過ぎていくのみ・・・。
いったん諦めて道中で良い場所があれば止まることに。

今度はポイントの確認。
近くにジュウニキボシとナカネアメイロが採れるハリギリがある・・・らしい。

そこへ行く途中、材置場があったので見てみると、ちっちゃなカミキリが無数に動き回っていました。
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ヨツキボシカミキリ 

まさしく運動会状態。
画像のように交尾しているものもいれば、材の上を歩きまわったり飛んで近くのコンクリに不時着するものも。

今まではヌルデの葉を後食している個体しか採集したことがなかったので分かりませんでしたが、雄雌で結構エリトラの色に違いがあるもんなんですね~。

ヨツキボシ以外にはサビカミキリの1種を採集。

で、また走り続けてハリギリがあると思われる場所へ。
しかし、ハリギリは無し。
う~ん、特徴的な葉っぱだからありゃ分かると思うんだが・・・。

周囲を探してみましたがないので、次の場所へ移動することに。
ヤバい、2か所廻って2か所ともハズレだ・・・。
このまま進んで予想されるのは・・・
ボウズ。

いやだああああーーーっ!!!

このまま次の場所でも採れなかったらどうしよう・・・。

悩みながら1時間ほど車で移動し、次の場所へ。
ここはハナカミキリ狙い。
去年はこの道のもっと高標高地でピドニアを採りました。
ここまで書くとどのあたりか分かる人もいるはず。
そうです、御岳まで来ちゃいましたww

もしかしてもしかすると低標高の場所でショウマが咲いているのではという考え。
しかしショウマは草原に生える植物なので林縁で咲いているかどうか・・・。
バラの方が期待できそう。

現地に着いてみると、案の定ショウマではなくバラが咲いていました。
他にエビヅル。

まずエビヅルを掬ってみると、アオジョウカイやヒラタハナムグリなどに混じってホンドアオバホソハナが。
ホンドアオバはいらんな・・・。
フタコブルリでも入んないかなーとか思ってましたがホンドアオバ以外にカミキリは皆無。
時期合わせないとここは微妙か?

次にバラを叩くことに。
メッシュネットだと絶対に破れるのでビーティングネットで。だから「叩く」。

良さげなところを叩いていきますが、落ちてくるのはチャイロヒメハナのみ。
ウスイロでないか確認していきますが、全て脚に黒い部分がありました。

他にサワグルミがあったので適当に叩いていくとカミキリが。

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シナノクロフカミキリ Asaperda agapanthina BATES,1873

よっしゃあーっ、やっと良いカミキリが来たぜ!
初採集です。
にしてもまさか東海地方に住んでてキクスイモドキより先にシナノクロフにお目にかかることになるとは・・・。

叩いたところをみると枝が切られたところからひこばえのように若い枝が生えていました。
キクスイモドキがひこばえに集まるっていうのは聞いたことあるけどこいつもおんなじような場所にいるんかな?

その後も少しサワグルミを叩きましたが、2頭目は得られず。

再びバラを叩きますが、やはりチャイロヒメハナしかいません。

なぜだ・・・?なぜバラなのに虫がいない・・・?
バラって結構虫が集まる花だと思うんだが・・・。
他にもっと虫を集める花でもない限り・・・。
と思い道の反対側を見るとあんまり虫が好まなそうな花をつけた樹が。

まさか、この花があるからなのか・・・?
いや、でもこいつにカミキリが集まるのか?

近づいてみてみるとカミキリが花からポトッと落ちました。
あれ?実は結構集まってたりしちゃいますか?

早速掬ってみると、中にはカミキリの姿。

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ニンフホソハナカミキリ Parastrangalis nemphula (BATES,1884)

久々に見ました。まだちゃんとした標本が少ないので何頭か採集。

さらに掬っていると花の上にカミキリが。
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ミドリカミキリ Chloridolum (Leontium) viride (THOMSON,1864)(帰宅後撮影)

今年2頭目です。いつ見てもカッコ良いですね~。

さらには初採集のカミキリが。

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カンボウトラカミキリ Rhabdoclytus acutivittis inscriptus (BATES,1884)

よっしゃーっ!!前から採りたかったんだよな~、こいつ。
他のトラカミキリにはない特徴的な模様をもつカミキリです。

そしてもう1種の初採集種。

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マツシタトラカミキリ Anaglyptus (Anaglyptus) matsushitai HAYASHI,1955

こいつも採りたかった種類です。
素晴らしいなこの樹!!

カンボウトラをもう1頭追加したころ雨が。

すぐに本降りになってしまったので車に逃げ帰る羽目に。
結局この木では紹介したカミキリに加えカタキハナやニセヨコモンヒメハナ、クロルリハナ、ムネアカクロハナ、エグリトラを採集。

車から素晴らしい樹を撮影。
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よく分かんねえな・・・。

父に聞くとヤマボウシだそうです。人は見かけによらないと言うが、樹も見かけによらんな・・・。

その後下って雨を避けながら採集していましたが、チャボハナを2頭、チビハナを1頭、ホソトラを1頭追加したのみorz
ヤマボウシがなかったら最悪の結果だったぜ・・・。

帰り道で材置場にいる親子らしい虫屋さんがいたのでちょびっと話をし、何も採れていないようだったので近くの土場を教えて帰りました。
帰ってきてから虫捕り小僧のryoさんであることが判明。
なんとなくそうかなーという気はしていましたが・・・。現地で気付いてりゃ声かけてたけどな~。

今回はヤマボウシさまさまの採集でした。
あれがなかったらどうなっていたことか・・・。そして今まで何回もヤマボウシを見ておきながら一度も掬わなかったことを後悔orz
これからは掬わないとな~。

採集結果

シナノクロフカミキリ、カンボウトラカミキリ、マツシタトラカミキリ、エグリトラカミキリ、ホソトラカミキリ、ミドリカミキリ、ニンフホソハナカミキリ、ニセヨコモンヒメハナカミキリ、カタキハナカミキリ、クロルリハナカミキリ、ムネアカクロハナカミキリ、チャボハナカミキリ、チビハナカミキリ、ヨツキボシカミキリ、サビカミキリsp
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by taiyaki-i | 2010-07-06 22:44 | 採集記