10/31 名古屋市・春日井市庄内川 初・河川敷!!   

2009年 11月 01日
今回は初めての河川敷でのオサ掘り。狙いはヒメマイマイ。今までは林内で松や杉の倒木・切り株を割って出したことしかありませんが、河川敷ではどうなるのか…。利根川の予行演習も兼ねて、河川敷採集のコツをつかめれば幸いです。
今回は庄内川の春日井市と名古屋市の境目になっているあたりを攻めます。

最初の場所は良いヤナギ林がありましたが、葛はびこっており突入できずorz
入ってけたらいい場所だったんだけどな~…。

2ヶ所目はあまりヤナギはありませんでしたが、近くの朽木を削ってみるとクワガタ幼虫と一緒にミカワオサが登場。
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ミカワオサムシ Carabus arrowianus (Breuning)
ミカワオサ原名亜種をオサ掘りで出すのは初めてです。何故か今まで縁が無かったw
名古屋市産は以前トラップで採集したことがあります。これで4区目。

しかし、この1頭の他は出ず、朽木も見当たらないので場所を移動。

次の場所はこんな感じ。ヤナギ林があり、さらには入り込みやすそうななかなか良さげな場所。
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早速突入!!
マイマイがいる場所は木の洞や切り株に溜まったフレークの中や、木が根元で二股に分かれたとこに溜まる土砂などだそうです。
ヤナギを一本一本見ていきますが、なかなかいい木はありません。また、前の台風の影響で木にひっかかった芦などは多いのですが、叩いてみても砂埃が立つだけ。
あんまやんなかったけど、こういうとこにもいたのかな…?二股に溜まったゴミの中から出したって言う人もいるし…。そのゴミって言うのがリアルにゴミなのか、自然のものなのか…。

しばらく探すと、枝に出来た洞を発見。中を覗くとフレーク状になっています。…が、穴の直径が15cmほどしかなく、鍬が入りません。絶対いると思うんだけどなあ…。
落ち込んで下を見ると、幹が二股に分かれており、そこに土砂が溜まっているじゃないか!!
これぞ理想の状態!これなら鍬も入りますw
しばらく崩すとボテッと落ちて地を懸命に這う物体が。
いつもは最初クモと間違えますが今回は違いました。
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ヒメマイマイカブリ Damaster blaptoides oxuroides (Schaum, 1862)
やっと…やっと採れた…。ちゃんと採れるもんなんだな~…。
さらに掘り崩していくと、今度は根と土の間の部分に2頭一緒にいました。
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どうやらそこだけ木が腐っていたようで越冬している部屋の半分は木の部分でした。
さらにヒメマイマイ2頭、ミカワ3頭を追加。もう1回の採集で採れたマイマイの数更新しちゃったよ…。
内1頭、4頭目のヒメマイマイは50mmオーバーの大型個体!!よっしゃ!!
出たのはこんなとこ。これは土を戻した状態ですが、もっと絶妙な感じ(?)で土が付いていました。
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めっちゃ分かりにくいな…。

他にも似たような環境がないか探しますが見つからず、車に帰還。
すると、その途中でクロコノマチョウに遭遇。ひとまず写真だけ撮りました。
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クロコノマチョウ Melanitis phedima Cramer
車からネットを取り出して採ろうと思ったのですが、振る直前にどこかへ飛んで行ってしまいました。
あ~あ、飛んでっちゃったな~、と思い振り返ると、今度は別の蝶が茂みの周りを飛んでいました。
シジミチョウだが…あれは何だ…?表は紫色…ムラサキシジミにしてはデカい…。
こいつは…ムラサキツバメだ!!
運よく茂みに止まってくれました。裏面の模様と言い、やはりムラサキツバメのようです。
しかし、こちらもネットを振ろうとした瞬間飛び立ち、ヤナギの梢に止まってしまいました。
繋ぎ竿があれば簡単に届くのですが、今回は生憎繋ぎ竿を持ってきていません。オサ掘りに来たんだもんw
結局ムラサキツバメを採集することはできませんでしたorz
最近は愛知県内でも記録が多く、自宅の周辺でも父が目撃しています。
ここはムラサキツバメが生息していそうな環境ではないので、越冬するためにどこかから飛んできたのでしょう。

ムラサキツバメも採れないし、いい環境も他にないのでさらに上流へ移動。
しかし、あまりいい場所ではなく、川の支流のよどみでオイカワの稚魚を採集したのみ。タナゴと一緒に混泳させます。

昼食を食べて、今度は下流へ移動。名昆の会誌に載っていた場所です。
しかし、ここでさっきの場所に鍬を忘れていたことが判明。オイカワを採るときに地面に置いてきてしまったようです。
とりあえず余分につるはしがあったのでそれを持って突撃。ここは岸に沿ってヤナギが生えており、そこまでは草が刈られているのでとても入りやすいです。
ヤナギを見ていくと、縦長の穴があいた洞を発見。
中はフレーク状。
つるはしで中のフレークをかき出していくと、いつの間に落ちたのか地面でマイマイがジタバタしていました。
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汚れが多く、触角や肢(後肢)が切れているので2年目でしょうか。
さらに1頭掘り出した、と思いましたが、前胸と頭部のない個体。綺麗に真っ二つになってしまった…。
しかも頭ないのにめっちゃ動いてるし!!ムカデみたいでキモいw

他の木を見ると、今度は幹が折れて中がフレークになったものを発見。
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洞っていうのはこういうのを言うんだろうな~。直径は30cmくらい。
フレークを出していくとやっぱりいました!!ヒメマイマイ。
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これは10頭くらい出るんじゃね?
しかし、予想に反してこの1頭のみ。まだ時期が早いのか…?掘り出した奴結構活発に動いてたからなあ…。
フレークは元に戻しておきました。

もうあまりいい木はなさそうなので、置いてきた鍬を取りに行くため北上。
しかし、鍬がなーい!!!!
誰かが持ってった?なんで鍬を?

もう帰ってもいい時間だったのですが、最後に対岸の春日井市側を攻めることに。
ここも下草が刈られており入りやすかったです。
ヤナギの根元の土を掘ってミカワオサを採集。
洞もありましたが、ゴキブリのみ。うぅ…ゴキブリ嫌い…(´Д\)
ここはクロコノマチョウが結構いました。

今回は河川敷での採集のコツをつかむためのものでしたが、無事教科書通りの場所からマイマイを出すことができ良かったです。ミカワも採れたしねw
また、すでにオサが越冬に入っているということも確認できました。いよいよオサ掘りシーズンの到来…かな~。
冬の完全にオサが越冬している時期ならもっと採れたのか確認するために12月以降にもう1度行ければいいです。
あと、余計かもしれませんが、オサ掘りをするときはきちんと手袋をしましょう!写真では手袋を外していますが、これは携帯のボタンが押しにくいからです。手袋をしていないとマイマイにガスを噴射されたときに痛いし、短時間鍬をふるっただけでもまめができてしまいます。

採集結果

ヒメマイマイカブリ、ミカワオサムシ
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by taiyaki-i | 2009-11-01 23:00 | 採集記