10/10 静岡県某所 台風の後のコブ叩き   

2009年 10月 11日
テストがあったので久しぶりの採集。
今回の目標はセダカコブヤハズとタニグチコブヤハズです。
台風の後ですが、それが吉と出るのか凶と出るのか…。

家を午前6時に出発し、現地に10時着。同じ4時間かかる御岳に比べるとなんだか早く着いた気がします。
天気は朝に雨が降ったようですが今は晴れ。う~ん、コブにはベストコンディションだねえ…。
オオセンチも飛んでおり、2頭採集。赤いオオセンチで有名な場所が近いのでここも赤。もしかしたらアイツもいるのか…?

まずはタニグチのエリア。標高は1,000mを超えており、ブナ帯です。
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モミも多くありましたが、ヤニの噴出は確認できずorz

早速ビーティング開始!!
歩いてみて分かったのですが、道端や笹の上に台風で折れたらしいカエデやブナの枝が結構ありました。
しかし、どれもまだあまり時間が経ってない所為か青いものばかり。もし9月だったら来週はすごいことになってたかも…。
また、ブナやモミの立ち枯れ・朽木が多く、ヒメオオ狙いで削ったと思われるものもありました。
冬に来たらヒメオオやコルリが採れて夏に来たらネキもいるんだろうなあ~…。

叩き始めて数十分後、笹に引っ掛かったブナの枝を叩いた時のこと。
枯れ葉とは明らかに落下速度の違う物体が落下。
うぉ…?こっ、これは…!
タニグチだあーっ!!!!

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タニグチコブヤハズカミキリ Mesechthistatus taniguchii (Seki,1944)(展足後撮影)

やった、やった、タニグチキターーー\(゚∀゚)/ーーーーー!!!
不完品ですが、初採集です。

そして…これで本州産コブヤハズ系全種採集!!(「種」ですからね!全「亜種」じゃないですよw)
小学生のころミヤマカラスを採りに行ってそこで初めてチュウブマヤサンを拾い、それから月日は経ってコブ叩きのことを知って2年…。
コブ叩き1年目にチュウブマヤサン、フジ、タタコブを落とし、今年はセダカ(正確には叩いてないけどw)、そしてタニグチ…。
採集数は少ないものの、これで全種落とすことが出来ました。

さーて、こっから追加狙うか!!

………。

……。

…。

と、採れない……orz

そもそも枯れ葉が少ない…。もっとカエデの黒くなった枯れ葉とかが笹の上に引っ掛かってると思ったのに…。台風で飛ばされた!?
時期的な問題もあると思いますが(もう10月中旬だし標高高いし)、枯れ葉がないというのは致命傷…。
地面に落ちている枯れ葉をめくるというのも考えましたが、探索場所が広範囲に及ぶ場所で無闇に枯れ葉をめくるよりはきっと少ない枯れ葉を叩く方が効率がいいでしょう。
やっぱめくるのはマルバダケブキがないと…。

しかし、その後も追加は得られず、セダカの場所へ移動。
ここのはイワワキセダカです。大きい個体が欲しい…。

ここは枯れ葉に加えて笹も少なく、また東向きの斜面なので雨も早いうちに乾いてしまったようです。
それでも一応ビーティングしましたが、結局セダカが姿を現すことはありませんでした。
今度セダカ採りに行く時はトラップ使ってみようかな…。

昼食を食べた後は再びタニグチのエリアへ。
今度はコブ叩きだけでなく、コルリ狙いの材割やフォルモサ(トガリバホソコバネカミキリ)狙いでタンナサワフタギの立ち枯れを探しながら…。
ブナの朽ちた小枝を折ってみると、食痕はありますが主はいません。落ち枝もブナの本数の割に少ないです。木の根元まで行けばもっとあるのでしょうが、笹が多いため断念。
たまーに赤枯れしたモミ?の倒木なども手で崩してみますが、なにもいません。マダラクワガタ欲しいんだけどなあ…。

タンナサワフタギは至るところにありました。…が、立ち枯れは全く見当たらず。
ここは笹薮が深い上にピークなので道から目視で発見できるものだけが全て。木を探そうと迂闊に笹薮に突入しようものなら行きすぎて急斜面を滑落…なんてことになりかねません。
しかし、幸運の女神と言うものが微笑んでくれたのか、一本のタンナサワフタギの立ち枯れを発見。
状態は遠目には樹皮が付いており新しそうに見えましたが、近寄ってみるとおそらくヘリウスハナの羽脱孔が数個、ひび割れもありました。…ヘリウスにとってはすっごいいいかも…。
ヘリウスも未採集種なので、根以外の部分も持ち帰る予定。
まずは根元部分で切断し、ショベルで掘り起こす作業に取り掛かります。
しかし、倒木の根の部分のそばから生えているため、なかなか掘り起こすことができません。

…。

…。

根と格闘すること1時間…。

掘り起こせませんでしたorz

結局、根以外の部分を持ち帰ることに。まあ、タンナサワフタギから出るカミキリ、たぶん1種類も採って無いから楽しみです。期待できる種類としては、ヘリウスハナ、ヘリグロホソハナ。他にもなんかいるのかな?
チビコブは体の大きさからいってたぶん枝を喰うんだと思うけど…。
切り口には食痕は多く走っていました。
寄生バチやコメツキが入って無けりゃ相当数のカミキリが出てくる…かもw

結局この掘り起こしに時間がかかり、これで終了。コブヤハズはタニグチ1頭のみでした。

今回の採集で学んだ教訓?は…台風直後はコブ叩きはNG。ちょうど枯れ葉が入れ替わる時っていうか、まあ枯れ葉が少ないです。今回だけかもしれませんが…。

そして今日、持ち帰った材を適当な大きさに切り分けました。すると切り口に一つだけ木屑の詰まっていない坑道が。中を覗くと白っぽい物体が。
これは…蛹か?
振動を与えて取り出してみると…。
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やっぱりカミキリの蛹でした。ヘリウス…でしょうか?取り出したときは全く動かなかったので車の中で揺さぶられ過ぎて死んでしまったのかと思いましたが、この写真を撮るころには動いていました。とりあえずは生きてて良かったw

切った結果、こんな感じになりました。
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材の直径は太いもので10cmほどあります。十分フォルモサが産卵してもいい太さです。今度はちゃんと掘り起こせるやつ見つけないとな…。

採集結果

タニグチコブヤハズカミキリ、オオセンチコガネ、ヘリウスハナカミキリ(蛹)?
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by taiyaki-i | 2009-10-11 18:01 | 採集記